KDDIは2011年10月24日、2011年度第2四半期の連結決算を発表した。売上高は上期の合計で対前年同期比1.4%増の1兆7433億円、営業利益は同7.6%増の2667億円の増収増益となった。同社の田中孝司社長(写真1)は、「移動通信事業でauのモメンタム(勢い)が急速に回復している。固定通信事業も順調に進捗している」と業績が上向いていることを強調した。 スマートフォンの販売について上期で191万台の販売実績と、夏モデルを契機にスマートフォンへのシフトが一気に加速しているという。同社は、通期で400万台のスマートフォンを販売する目標を掲げているが(関連記事)、「現段階で500万台を確実に超える勢い」(田中社長)と、目標から100万台上積みすることが確実という。 なお10月14日に発売開始した「iPhone 4S」の販売は「ああこうなんだと驚きがあった」(田中社長)と予想以上の結果が出て