大阪市の橋下徹市長は24日、市職員による不祥事が後を絶たない現状を受け、不祥事を段階的に減らす数値目標を立てるよう幹部らに指示したことを明らかにした。達成できなかった場合、全局長で連帯責任を負わせる方針を示し、「職場に緊張感を持ってもらう」と述べた。 同市では4月以降だけで市職員や市立学校の教員ら4人が逮捕され、公金横領などの不祥事も相次いだ。橋下市長は「ゼロにすると言ってもきりがないので、明確に数字を出してもらう」といら立ちをあらわにした。 今後、村上龍一副市長を中心に市服務規律刷新プロジェクトチームで目標の数値を定める。橋下市長は「これだけ多くの不祥事を生み続けるというのは、職場環境やマネジメントのやり方に何か問題がある」と早急に問題点を改善するよう求めた。【津久井達】