東京都内の中古ブランド品店で、常連の中国人が増えている。転売目的の買い付け人だ。日本人の鑑定眼に信頼を寄せ、時計やバッグを買い込んでいく。 ■「本物」ほぼ確実に 東京・歌舞伎町近くの中古ブランド品店。1月下旬の平日午後、中国・遼寧省出身の男性(25)が、中古のエルメスの高級バッグ「バーキン」を買い、即時決済できる中国のデビットカード「銀聯(ぎんれん)カード」で139万8千円を支払った。北京に持ち帰り、1割弱の利益を上乗せして売るという。 男性は約1年前に買い付けの仕事を始め、毎月のように来日する。今回は千葉県内のホテルに3泊し、新宿のほか、銀座や池袋など複数の中古ブランド品店をはしごし、高級バッグや高級時計「ロレックス」など数千万円分を買い集めた。「日本なら海賊版をつかまされない。持ち帰れば確実に買い手がつく」と話す。 男性のような買い付け人は中国人を中心に、都内では1年ほど前から目立ち始
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