タイガーマスクのお面にまっピンクのアフロヘア、極彩色の服、多数のぬいぐるみや造花……。新宿を歩いていると、そんなカオスな出で立ちの人物を見かけることがある。新宿で虎のお面を被り続けて45年、通称「新宿タイガー」だ。 その正体は、原田吉郎さん(71)。職業は新聞配達員。朝日新聞新宿東ステーション(ASA大久保)に勤め、今なお朝・夕の新聞配達を毎日行っている。担当エリアは新宿三丁目界隈だ。 夜はタイガーのいでたちでゴールデン街へ 新宿タイガーには、大の映画好きという顔もある。仕事が休みの日や、夕刊がない日曜を中心に映画館へ通い、1日に3~4本はしごすることも珍しくない。劇場で座る席は「映画におもいっきり没入できるから」という理由で最前列の中央と決めている。 夜は毎晩のように新宿ゴールデン街へ飲みに出る。仕事休みが火曜なので、月曜夜は朝方まで飲むことも少なくないという。新聞配達も、映画鑑賞も、ゴ
![新宿を「虎のお面」で新聞配達する71歳の正体](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5df6ee6af5511fdb9095495b19f19d33229c7bd4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fe%2F1200w%2Fimg_9ebc58bdcc7305612c19e26c17591e30509207.jpg)