固体でありながら液体である?それって猫のこと? 「猫は個体と液体、両方になりうるか?」を流動学で説明し、2017年にイグノーベル物理学賞を受賞したあの話かと思ったら、今回は全く別の話だ。 物質には3つの基本的な状態がある。固体、液体、気体(これにプラズマを加えることもある)だ。んな常識を打ち破り、固体であり、それでいて液体でもあるという新しい状態が発見されたそうだ。 改めて言うが猫のことではない。 それは金属カリウムを超高圧と超高温にさらすことで出現するという。 このときのカリウムは固体でありながら、解けているのだ。 スコットランド・エディンバラ大学物理学者のアンドレアス・ハーマン氏はこれについて、次のように説明する。 スポンジを水に浸して、水滴が滴っているような感じです。ただし、そのスポンジも水でできているんですよ。 単純なカリウムが複雑な形態に自己組織化 カリウムのつくりはかなり単純で