津市教育委員会は、市立中学校校長(58)が今月1日正午頃、自宅近くの田んぼでメタノールを燃やしていたところ、衣服に燃え移り、やけどで意識不明の重体となったと2日発表した。 メタノールは、校長の妻で市立小学校の教頭(58)が同小から持ち帰ったものだったという。 市教委によると、教頭は先月24日、一斗缶(約18リットル)に8割程度入ったメタノールを持ち帰る際、同小の校長に「家で処理する」と話していたという。 メタノールは同小でアルコールランプの燃料に使われていたものとみられ、不用となり、倉庫に保管されていた。 薬品類は通常、専門業者に委託して処分するといい、市教委は「不適切な処理だった」としている。