国際宇宙ステーションに物資輸送する無人のドラゴン宇宙船を搭載し打ち上げられるファルコン9ロケット=10日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地(AP=共同) 【ワシントン共同】米宇宙ベンチャーのスペースXは10日、ファルコン9ロケットの打ち上げ後に、1段目の機体を制御しながら海上プラットホームに垂直に降下させる試験を大西洋上で実施したが、着陸時の衝撃が大きく計画していた軟着陸に失敗した。 将来は回収した機体を再使用してコストを大幅に低減するのが狙い。プラットホームは無人だが、着陸時の衝撃で設備の一部が破損したとみられる。 同社のイーロン・マスク最高経営責任者は短文投稿サイトのツイッターで「ロケットはプラットホームに到達したが着陸は激しかった。惜しかった」と述べ、今後の打ち上げで再挑戦する意欲を示した。