【ワシントン=勝田敏彦】太陽系で木星より大きな惑星が新たに見つかる可能性を示す論文を、米ルイジアナ大研究チームが米専門誌イカルス2月号に発表した。木星は太陽系で最大の惑星だが、その4倍の重さがあるとみられている。米航空宇宙局(NASA)は18日、「検証には少なくとも2、3年はかかる」という見解を発表した。 同大のジョン・マティス教授らは、彗星(すいせい)の軌道の統計的分析から、彗星の動きに影響する未発見の惑星がある可能性を見つけた。太陽からの距離は、太陽と地球の間の距離の約1万5千倍で、重さは最大で地球の約1200倍と推測されている。 惑星は、ギリシャ神話の女神と同じ名前の「テュケー」。木星のような巨大ガス惑星か恒星になれなかった星のようなものと考えられる。チームはNASAが2009年に打ち上げた新型の赤外線宇宙望遠鏡「WISE(ワイズ)」の観測で見つかる可能性があるとしている。 こ
冥王星が準惑星に降格になって5年。新たな第9惑星が発見されたかも。。。 発見されたかもしれない惑星の名前は「Tyche(テュケー)」と名づけられていて、木星と同じガス惑星タイプで、大きさはなんと木星の4倍。 これまで発見されなかったのはあんまりにも太陽から離れた軌道を回っているからなんだとか。その距離は、太陽と地球との距離の15,000倍、太陽と冥王星との距離の375倍。数百万年周期の円軌道で太陽の周囲を周っています。 今回の発見は2009年12月に打ち上げられたNASAの宇宙望遠鏡ワイズによるもので、調査をしているルイジアナ大学のJohn MateseとDaniel Whitmireによると詳細は2年以内に明らかにできるとのこと。 9番目の惑星になるかどうかはIAU(国際天文学連合)しだいですが、惑星でも準惑星でもない新しいカテゴリーを作ることになる可能性もありそうです。 ちなみに惑星の
クリックして拡大する「ぎょしゃ座AB星」を取り巻く「円盤」。恒星の明るさを遮るために黒く隠した中心部の周りに、黄色っぽい内側のリングと、青っぽい外側のリングがある(国立天文台提供) 国立天文台などの国際研究チームは17日、恒星を取り巻くちりやガスの「円盤」が、惑星の誕生によって変化したとみられる様子を、ハワイにある「すばる望遠鏡」で初めて観測したと発表した。 惑星は、比較的若い恒星の周りに円盤状に集まったちりやガスの中で生まれると考えられるが、形成過程は不明の部分も多い。同天文台の橋本淳研究員は「今回のような観測を増やして惑星の起源に迫りたい」と話している。 研究チームは「ぎょしゃ座AB星」という年齢数百万年の若い星を観測したところ、これを取り巻く円盤を内側と外側の2つのリング(環)に分けるように、ちりやガスが少ない隙間のような部分ができていた。既に誕生した惑星の周回によるものと考えられる
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
【ワシントン=勝田敏彦】地球とほぼ同じ大きさで、地球型生命の存在に欠かせない液体の水が存在する可能性がある惑星五つが、米航空宇宙局(NASA)の太陽系外惑星探し専用衛星ケプラーの観測で見つかった。NASAが2日、発表した。 ケプラーは、はくちょう座と隣のこと座の方向にある銀河系内の恒星約15万6千個を観測。これまで1235個の惑星候補を発見し、うち54個は、公転している恒星までの距離がちょうどよくて液体の水が存在できそうな温度だと推定された。さらにうち5個は半径が地球の0.9〜2倍で、木星のような巨大ガス惑星ではなく地球に似た岩石惑星である可能性が高い。 地球に近い環境を持つと思われる系外惑星としては、地球から約20光年離れたグリーゼ581と呼ばれる恒星を公転しているものが地上の望遠鏡で見つかっているが、今回の発見と、ケプラーが全天の400分の1の領域しか観測していないことを考えると、
7個目の惑星発見の可能性も=2000光年離れた恒星に−NASA 7個目の惑星発見の可能性も=2000光年離れた恒星に−NASA 地球から約2000光年離れた恒星「ケプラー11」で6個の惑星が発見され、今後7個目が見つかる可能性もあると、米航空宇宙局(NASA)が2日(米国時間)発表した。2009年3月に打ち上げたケプラー宇宙望遠鏡で、はくちょう座やこと座の方向を観測した成果。太陽系外の恒星で見つかった惑星の数はこれまで3個が最大だった。 惑星6個のうち5個の公転軌道はケプラー11に非常に近く、太陽系に当てはめれば水星の軌道の内側に入る。最も外側の6個目の軌道も水星と金星の間に入る。6個とも地球より大きいが、最大でも天王星や海王星ぐらい。岩石とガスで構成され、水を含む可能性もある。(2011/02/03-09:53)
地球から2千光年離れた距離に、恒星の周りを6個の惑星が回る惑星系を発見したと、米航空宇宙局(NASA)の研究グループが3日付の英科学誌ネイチャーに発表した。研究グループによると、これまで太陽系外で3個の惑星がある惑星系が見つかっているが、6個は最多。研究グループは、太陽系外にある惑星を探すケプラー宇宙望遠鏡を使い、はくちょう座からこと座にまたがる領域を観測。惑星が恒星の前を横切る際のわずか
【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)は2日、ケプラー宇宙望遠鏡を使って太陽系以外で約1200個の惑星とみられる天体を発見したと発表した。うち68個は地球と同サイズ、54個は生命に欠かせない液体の水が存在する可能性があるという。これまでに地上の望遠鏡などで確認された太陽系外惑星の数は約500個で液体の水が存在できるのは2個とされる。今回の発見が最終的に確認されれば、地球外生命探しの対象が
■日米欧 観測プロジェクト 宇宙が誕生した137億年前の姿を日米欧共同で観測し、謎を解明しようという「アルマプロジェクト」が平成24年、南米チリで本格実施される。その心臓部である電波望遠鏡のアンテナを三菱電機が受注し、中小企業80社の協力を得て兵庫県高砂市の協力工場で製造中だ。昨年の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還など宇宙開発への期待が膨らむ中で、日本の町工場が誇る金属加工や組み立て技術が世界最大の宇宙観測プロジェクトに挑む。 プロジェクトは、日米欧が共同で、パラボラアンテナ66台を並べた電波望遠鏡をアンデス山中にある砂漠地帯に設置する。このうち、日本が担当する16台を三菱電機が製造する。 三菱電機は平成17年から設計を開始し、1台当たりの設計図の数は、8千枚にも及んだ。1台100トンの重さの巨大アンテナを6千分の1度の角度で動かし、大阪市内に置いた一円玉を東京から判別できる精度が求められる
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 衝突直前のブラックホールを発見 500年後、ペアが合体か 2010年12月1日 00時12分 二つのブラックホールが中心部に存在する巨大銀河(左)とブラックホールが互いを回っている想像図(米国立電波天文台、国立天文台提供) 地球から2億8千万光年離れた巨大銀河の中心にある二つのブラックホールが衝突直前の状態にあり、500年後にぶつかることが判明したと、国立天文台と岐阜大などが1日付の米専門誌に発表した。 巨大銀河の形成には巨大なブラックホールが必要という理論が有力で、今回は二つのブラックホールが衝突、合体して巨大なブラックホールができうることを示したもので、巨大銀河形成の仕組み解明につながるとしている。 ブラックホールの中には、連星のように互いを回るペアがある。研究チームは、以前見つけたペアを野辺山宇宙電波観測所(長野県南牧村)な
宇宙航空研究開発機構は16日、探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセル内の微粒子が、小惑星「イトカワ」の砂だったと発表した。すでに見つかっていた約1500個の微粒子を調べた結果、成分が地球のものと明らかに違い、イトカワを撮影して判明していた成分と一致したことがわかったという。はやぶさは60億キロを往復した技術成果だけでなく、科学的な結果も出し、任務を完全に達成した。 宇宙機構によると、微粒子の大きさはいずれも0.01ミリ以下。電子顕微鏡で一粒ずつ調べたところ、1500個の多くはカンラン石で、輝石やそれ以外の鉱物もわずかに見つかった。 これらは、地球にあるカンラン石や輝石などと鉄とマグネシウムの比率が異なり、イトカワと同じような小惑星だったと考えられる隕石(いんせき)の成分と一致。さらに、イトカワをはやぶさが撮影した赤外線写真や、地上の望遠鏡の観測で判明していたイトカワ表面の成分とも一致し
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰ったカプセルの開封を進めている宇宙航空研究開発機構は9日、見つかった微粒子の数が同日までに約1500個になったと発表した。カプセル中をこそげた小型のヘラを電子顕微鏡で観察する作業が、ヘラの片面について終わったという。 微粒子はほとんどが100分の1ミリ以下の大きさ。岩石質のため、小惑星「イトカワ」の物質である可能性がある。詳しい分析に向けて、電子顕微鏡で見ながら一粒ずつ取り扱える装置を業者に相談しながら作っているという。 カプセルには微粒子を入れる小部屋が二つあり、まだ開けていない方の部屋を調べる作業が、今月中にも始まる見通し。
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