宇宙航空研究開発機構は27日、国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在する宇宙飛行士、古川聡さん(47)が乗るロシアのソユーズ宇宙船の打ち上げ予定日が、6月8日に決まったと発表した。 古川さんは1999年に宇宙飛行士候補に選ばれ、今回が初飛行。宇宙機構の飛行士としてソユーズに搭乗するのは、2009年12月の野口聡一さん以来。当初の打ち上げ予定は5月30日だった。
Image credit: NASA 米航空宇宙局(NASA)は4月20日、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の打ち上げ21周年を記念する画像を公開した。 公開された画像はアンドロメダ座方向、地球から約3億光年離れている相互作用銀河「Arp 273」で、下の銀河の重力の影響によって上の銀河の渦が広がり、まるで薔薇の花びらのように見える。 この画像は2010年12月、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3 (Wide Field Camera 3)によって撮影されたもので、紫外線、青色、赤色の3種類のフィルターが使用された。 ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月にスペースシャトル・ディスカバリーによって打ち上げられ、打ち上げ直後はレンズのピンぼけなどの問題が生じたが、地上の対応や補修ミッションなどを経て、これまで大きな観測成果を挙げている。 2009年5月にハッブル宇宙望遠鏡の最後の補修ミッション(HS
【2011年3月31日 NASA】 NASAは水星探査機メッセンジャーが水星軌道投入後初めて撮影した画像を公開した。 水星の南極域。クリックで拡大(提供:NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington、以下同じ) 広角カメラで撮影したクレーター。波長が1000nmのものを赤、750nmのものを緑、430nmのものを青として色付けした擬似カラー画像。クリックで拡大 初めて撮影された水星の北極域。高度450kmのところから広角カメラで撮影したもの。クリックで拡大 水星探査機メッセンジャー(MESSENGER)は3月29日(米東部夏時間)、水星周回軌道に投入後初めて画像を取得し、その画像が公開された。メッセンジャーは2004年8月4日に打ち上げられ、2011年3
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月内部の水、彗星から=45億年前の形成直後に−アポロ回収の石を分析・北大など 月内部の水、彗星から=45億年前の形成直後に−アポロ回収の石を分析・北大など 月の内部には微量の水が広範に含まれており、この水は約45億年前に月が形成された直後に月面に落下した多くの彗星(すいせい)によってもたらされた可能性が高いことが分かった。北海道大やカリフォルニア大などの日米研究チームが米アポロ宇宙船が回収した月の石を新たな方法で分析した成果で、9日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表した。 月は原始の地球に火星サイズの天体が衝突して形成されたが、この際に水は重力が小さい月には取り込まれなかったと考えられている。しかし、北大の圦本(ゆりもと)尚義教授らが1969〜72年にアポロ宇宙船によって回収された月の石の中から、月内部のマグマが表面に噴出して固まったアパタイト結晶を調べたところ、水が0.
■日米欧 観測プロジェクト 宇宙が誕生した137億年前の姿を日米欧共同で観測し、謎を解明しようという「アルマプロジェクト」が平成24年、南米チリで本格実施される。その心臓部である電波望遠鏡のアンテナを三菱電機が受注し、中小企業80社の協力を得て兵庫県高砂市の協力工場で製造中だ。昨年の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還など宇宙開発への期待が膨らむ中で、日本の町工場が誇る金属加工や組み立て技術が世界最大の宇宙観測プロジェクトに挑む。 プロジェクトは、日米欧が共同で、パラボラアンテナ66台を並べた電波望遠鏡をアンデス山中にある砂漠地帯に設置する。このうち、日本が担当する16台を三菱電機が製造する。 三菱電機は平成17年から設計を開始し、1台当たりの設計図の数は、8千枚にも及んだ。1台100トンの重さの巨大アンテナを6千分の1度の角度で動かし、大阪市内に置いた一円玉を東京から判別できる精度が求められる
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 イトカワの石と断定 「はやぶさ」持ち帰りの微粒子 2010年11月16日 夕刊 「はやぶさ」の収納容器をなぞったへらの先端部の電子顕微鏡写真。小惑星イトカワ由来のかんらん石と輝石の微粒子が付着している=宇宙航空研究開発機構提供 高木義明文部科学相は16日の閣議後会見で、小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルから回収した微粒子について、元素組成を調べた結果、小惑星「イトカワ」由来の岩石であると分かったと発表した。はやぶさが2005年に接近した際に調べたイトカワ表面の化学組成とほぼ一致した。小惑星からの岩石試料の回収成功は世界初の快挙だ。 地球以外の天体の表面から岩石試料を持ち帰ったのは1960〜70年代の米国のアポロ計画、旧ソ連のルナ計画の月の石以来となる。 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)によると、小さなへらでカプセル内の収納容
宇宙航空研究開発機構は16日、探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセル内の微粒子が、小惑星「イトカワ」の砂だったと発表した。すでに見つかっていた約1500個の微粒子を調べた結果、成分が地球のものと明らかに違い、イトカワを撮影して判明していた成分と一致したことがわかったという。はやぶさは60億キロを往復した技術成果だけでなく、科学的な結果も出し、任務を完全に達成した。 宇宙機構によると、微粒子の大きさはいずれも0.01ミリ以下。電子顕微鏡で一粒ずつ調べたところ、1500個の多くはカンラン石で、輝石やそれ以外の鉱物もわずかに見つかった。 これらは、地球にあるカンラン石や輝石などと鉄とマグネシウムの比率が異なり、イトカワと同じような小惑星だったと考えられる隕石(いんせき)の成分と一致。さらに、イトカワをはやぶさが撮影した赤外線写真や、地上の望遠鏡の観測で判明していたイトカワ表面の成分とも一致し
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。 サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。 採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。 ※ サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。 添付資料1:はやぶさ帰還カプセルの試料容器から
【社会部オンデマンド】銀河の年齢はどうやって調べるの? わずかな光の波長をとらえて計測 (1/3ページ) 「『観測史上最も古い銀河発見 誕生はビッグバンの6億年後』というニュースがありました。いったいどうやって、遠くにある銀河の年齢が分かるのでしょうか?」=神奈川県伊勢原市、会社員、男性(55)遠方銀河のギネス記録 現在、宇宙は約137億年前に「ビッグバン」という大爆発から始まったと考えられている。このビッグバンから約6億年後に誕生した銀河を発見したと、欧州の天文学者らが10月21日付の英科学誌「ネイチャー」で発表した。約131億年前に銀河が発した光を望遠鏡でとらえたことになる。なぜ、この光が131億年前のものだと分かるのだろうか。 「遠くの天体から出た光は、宇宙が膨張しているため波長が間延びします。光がどのくらい伸びたかという『赤方偏移』を調べることで、天体の年齢が分かるのです」 こう説
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰ったカプセルの開封を進めている宇宙航空研究開発機構は9日、見つかった微粒子の数が同日までに約1500個になったと発表した。カプセル中をこそげた小型のヘラを電子顕微鏡で観察する作業が、ヘラの片面について終わったという。 微粒子はほとんどが100分の1ミリ以下の大きさ。岩石質のため、小惑星「イトカワ」の物質である可能性がある。詳しい分析に向けて、電子顕微鏡で見ながら一粒ずつ取り扱える装置を業者に相談しながら作っているという。 カプセルには微粒子を入れる小部屋が二つあり、まだ開けていない方の部屋を調べる作業が、今月中にも始まる見通し。
宇宙線の解析に使われた奈良県の室生寺の杉。樹齢392年だったが、1998年の台風で倒れた=東京大宇宙線研究所提供 太陽活動が停滞すると、北半球の平均気温が0.7度ほど下がることが東京大などの研究からわかった。地球に降り注ぐ宇宙線を遮る太陽の磁場活動が弱まるためだという。日本では梅雨の湿度が1〜2割高まり、降水量が増えることもわかった。宇宙線の変化による地球の気候への影響が初めて確かめられた。今週の米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。 太陽活動は2013年をピークに数十年の停滞期を迎えることが予想されており、地球がミニ氷河期に入る可能性もあるという。 東京大大気海洋研究所と同大宇宙線研究所などが、奈良県の室生寺にあり、台風で倒れた樹齢392年の杉の年輪を解析。17〜18世紀に太陽の活動が極めて弱まった時期の炭素の量などから、当時の宇宙線の量を調べた。 この時期は平均して宇宙線の量
近代の天文学は、その観測技術の向上により、目覚しい進展を遂げている。 それにより、標準的な宇宙理論の正しさが裏づけられるとともにわかったことは、「宇宙を構成するエネルギーのうち96%はまだわからない」ということ。そしてもう一つは、「私たちの存在する天の川銀河は,無数にある銀河のうちの一つに過ぎず,何ら特別なものではない」ということなんだ。 最近の天文学者は,これまでに発見された太陽系外の巨大惑星のデータをもとに「銀河系の太陽型恒星が,海を持つことが可能な軌道・質量を持つ惑星を持つ確率は、最低でも10%あるのではないか」と推測したそうだが、先月29日、米カリフォルニア大などの天文学者が「太陽系外の惑星の中で、最も地球に似た惑星が発見した」と、専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表した。 第2の地球?20光年先に最も似た惑星 その惑星は、地球からてんびん座の方向へ20光年離れた場所にあ
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