【2011年3月25日 NASA】 1999年に打ち上げられ彗星の観測やサンプルリターンなどで活躍したNASAの彗星探査機「スターダスト」の運用が、3月25日に終了した。 1999年に打ち上げられたNASAの彗星探査機「スターダスト」が運用を終了した。 スターダストはヴィルト彗星(81P/Wild)のコマから採集したサンプルを携えて2006年地球に帰還し、カプセル分離後に再び地球を離れ、今年2月には延長ミッションとしてテンペル彗星(9P/Tempel)を観測、別の探査機「ディープインパクト」(注1)観測時からの変化を探った。 このスターダストが持ち帰ったヴィルト彗星の塵は、アポロ計画で持ち帰られた月のサンプルに次いで人類が2番目に地球外で直接採取した非常に貴重なサンプルであり、初期太陽系の姿を探ることに大きく貢献している。 探査機は運用終了後もデブリ(宇宙ゴミ)とならないよう安全性を確保す
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「スターダスト」が、地球から約3億2000キロの距離にある「テンペル第1彗星」に接近し、クレーターなどの撮影に成功した。 スターダストは14日、テンペル第1彗星に約180キロの距離まで接近し、撮影した画像が15日に送られてきた。同彗星には2005年にも別の探査機「ディープインパクト」が接近しており、2度目の彗星接近に成功したのは今回が初めてだという。 05年の接近では地中の物質を調べるために衝突実験を実施し、今回の接近ではこの衝突でできたクレーターの撮影が期待されていた。衝突の衝撃で大量の破片が舞い上がり、クレーターは見えにくい状態だった。しかしスターダストの画像を調べたNASAの科学者は、衝突跡とみられるクレーターを見つけたと述べ、舞い上がった破片が元に戻って「クレーターは部分的に自然回復している」と語った。 スターダストの画像は彗星の姿を
左は05年7月にディープ・インパクトが撮影した画像、右はディープ・インパクトから放出された衝撃弾によって作られたクレーターの位置=NASA提供 米航空宇宙局(NASA)は15日(米国時間)、無人探査機「スターダスト」がテンペル第1彗星(すいせい)に接近し、05年の探査機「ディープ・インパクト」から放出された衝撃弾によるクレーターの撮影に成功した、と発表した。 「スターダスト」は14日(同)、テンペル第1彗星まで約180キロの地点に接近し、72枚の高解像度画像を撮影した。NASAは、画像からディープ・インパクトによる衝撃弾が作ったクレーターの大きさは、直径約150メートルと推定している。また、彗星は壊れやすく、弱い核を持っていることが判明したという。
テンペル第1彗星に接近する米航空宇宙局の探査機スターダストの想像図=米ロッキード・マーチン提供テンペル第1彗星に接近する米航空宇宙局の探査機スターダストの想像図=米ロッキード・マーチン提供 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)の彗星(すいせい)探査機スターダストがバレンタインデーの14日、テンペル第1彗星まで約200キロの距離に最接近する。スターダストは、日本の探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」の微粒子を持ち帰るまで、月より遠い天体の試料を地球に持ち帰った唯一の探査機で、今回は2度目の彗星訪問。太陽系の成り立ちの謎に迫る成果が期待される。 1999年2月に打ち上げられたスターダストは2004年1月、地球から約4億キロ離れたところでビルト第2彗星に接近し、彗星の核から噴き出したガスやちりを採取。06年1月、「はやぶさ」と同様に試料が入ったカプセルを地球に届けた。 はやぶ
米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(Solar Dynamics Observatory、SDO)」が撮影した太陽の紅炎(2010年3月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/NASA SDO 【1月20日 AFP】バレンタインデーの来月14日、見知らぬ男女が恋に落ちるかのように、夜空で宇宙探査機と彗星(すいせい)が最接近する。 この探査機は米航空宇宙局(NASA)の彗星探査機スターダスト・ネクスト(Stardust-NExT)だ。NASAが19日に発表したところによると、スターダスト・ネクストは来月14日、地球から3億3600万キロの地点を通過するテンペル第1彗星(Tempel 1)に、わずか200キロの距離まで接近。彗星表面を撮影する予定だ。 テンペル第1彗星については、2005年にもNASAの探査機ディープ・インパクト(Deep Impac
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