【サブカルちゃんねる】今のアニメをつまらないと思う気持ち、自分のアニメをつまらないと言う声に「作品でこたえる」と立ち上がった山本寛(ゆたか)監督が、2011年のアニメ界に進退を賭けて問う作品が「フラクタル」だ(谷口隆一撮影) 世界中で見られ、楽しまれている日本のアニメーション。だが、日本のアニメ作りの現場には、このままではアニメはダメになるかもしれないという危機感が、漂い始めている。画期的な作品を世に問いたいと企画を練り、強いメッセージをこめて作り上げても、なかなか見る人に届いてくれない。そんなはがゆさにいらだち、絶望のふちに追い込まれながら、それでもアニメに光が差す日を夢見て、ひとりのクリエーターが立ち上がった。ヤマカンの愛称で親しまれている山本寛(ゆたか)監督(36)だ。 声明がある。フジテレビ系の深夜アニメーション枠「ノイタミナ」で1月13日から放送が始まる「フラクタル」を監督するに