2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会は3日、準々決勝の2試合が行われ、ドイツ、スペインがベスト4進出を決めた。 ともに優勝経験を持つ強豪同士、アルゼンチンとドイツの一戦。前回大会でも準々決勝で顔を合わせた両チームの因縁対決は、開始直後にFKからトーマス・ミュラーが頭で決め、ドイツが早々に先制点を奪う。ドイツはその後もダイレクトのパス回しで試合の主導権を握った。後半に入り、同点を狙うアルゼンチンはリオネル・メッシ、カルロス・テベスの個人技からドイツゴールに迫るが、チャンスを生かすことができない。攻めあぐねるアルゼンチンに対し、ドイツは23分、ミュラーのポストプレーから最後はミロスラフ・クローゼが押し込んで2−0。さらに、29分にアルネ・フリードリッヒがダメ押しの3点目を奪うと、終了間際にはクローゼがW杯通算14得点目となるゴールを決めて完勝。4−0の大差でアルゼンチンを一蹴した