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【ロンドン=伊東和貴】英警察当局は7日、米外交公電の暴露を続ける内部告発サイト「ウィキリークス(WL)」創設者のジュリアン・アサンジュ氏(39)を逮捕した。英BBCなどが報じた。スウェーデンの裁判所から強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕状が出され、国際刑事警察機構(ICPO)が国際手配していた。 WLに対しては、米国などが罪に問えないかを検討、一部のサイトや寄付集めの口座が閉鎖されるなど、包囲網が広がっている。メディアに頻繁に登場し、機密暴露の正当性を訴えてきたアサンジュ氏の逮捕は、WLにとって打撃となりそうだ。 8月にスウェーデンでアサンジュ氏に会ったとされる女性2人が、強姦などの容疑で被害届を出していた。 アサンジュ氏側は容疑を否定。スウェーデン検察当局が8月下旬、いったん逮捕状を取り下げた後に捜査を再開したことなどから、「暴露に対する何者かによる陰謀だ」と批判している。スウェーデ
ウィキリークスで暴露される公電も現状特に驚愕すべき内容はない。もともとこの秘密情報とやらも、実際のところは50万人以上もの米連邦政府職員によって共有という名のもとにだだ漏れに近い状態であった(参照)。端からその程度のものなのかもしれない。また、実際の情報を検証すると、隠されていた事実というよりは誤認といった類(参照)もあり、誤認情報をことさらに流せば別の種類の情報操作にもなりかねない。 まあ、それはそれとして、まったりと眺めて見るなかで、普通に興味深いのは米国の中東戦略だろう。 日本でも多少報じられている。ブルームバーグ「サウジ国王がイラン攻撃主張、内部告発ウェブで判明-NYT」(参照)より。 NYTによれば、サウジアラビアのアブドラ国王はイランへの攻撃を頻繁に要求。時間はまだあるとしながらも、米国に「息の根を止める」よう訴えた。(中略) オバマ政権は28日、在外大使館から米本国への報告は
情報のテロリスト? 暴露それ自体が目的なら、ウィキリークス創設者のアサンジの行為は正当化できない Valentin Flauraud-Reuters 内部告発サイト「ウィキリークス」は11月28日、約25万点に上る米国務省の外交公電の暴露を始めた。ウィキリークスが情報を提供したニューヨーク・タイムズ紙など欧米の一部メディアは今後しばらく、アメリカと世界との生のやりとりを報道していくことになるだろう。 外交公電とは通常、非公開を前提に交わされるもので、普通なら知り得ない外交の内実がありありと描かれている。これを暴露するということは、まさしくニューヨーク・タイムズ紙が言うところの「世界的なのぞき行為」だ。 ウィキリークスの暴露情報をつかんだオバマ政権は、事前にダメージをコントロールしようと必死だった。今回の事態がただでさえ危険な地域、特に中東情勢をさらに不安定にしかねないのは明らかだ。外交公電
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