大物芸能人や大物スポーツ選手の器の大きさを示す話として、飲食店で偶然会っただけなのに、自分の分の会計が済まされていたという話をよく耳にする。こうした恩恵にあずかれるのは、恐らくは芸能界やスポーツ界の関係者が多く、一般の人には滅多にないことだろう。特に顔も知られていない自分が突然誰かのご馳走になるという都合の良い話が、そう簡単に起きるわけがない。ところが、最近ニューヨークのイタリアンレストランで、そんな幸運にありついた人が続々と現れている。他人に幸せをもたらしているのは、“店の常連”というカップルで、彼らは見初めた客の食事代も一緒に支払うと、気付かれる前に店を後にするそうだ。 米紙ニューヨーク・ポストによると、幸運の舞台はニューヨーク・マンハッタンのアッパーイーストサイドにあるイタリアンレストラン「Spigolo」。母の日のお祝いで、両親と一緒にこのレストランを訪れたケイティー・バーンハート