これでもかというほど暑い、この夏。 「気温36度」なんて表示を見ると、人間の体温と同じくらいの数値だけに、見ず知らずの人とぴったりくっついている不快感を連想してしまうことがある。 「38度」なんて日にいたっては、かなり高熱で心配な病状の人をぴったり抱えているような気分だ。 ところで、同じ36度といっても、気温の36度と、お風呂の36度では、感じ方が全く違うもの。 気温36度の場合は、かなり暑くて辛いのに、お風呂の36度はぬるくて物足りないし、季節によっては入れたもんじゃない。 同じ温度で、なぜこんなにも感じ方が違うのだろうか。湿度の関係か? 気象の専門家に聞いてみると、 「もちろん湿度の関係もありますが、お風呂の場合は衣類を着ていないため、暑く感じないということもあると思います。同じ36度でも、不快に感じるのは、汗で衣類がベトベトくっついてしまうから。36度でも裸で過ごしていれば、それほど