「アーセナルファンのみならず、一般的なサッカーファンまでもが嘆いているはずだ。サッカーをしたことのある人間であれば、あのようなことは起こらなかったはずだ」 8日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のバルセロナとの第2戦に3−1で敗れたアーセナルのベンゲル監督の怒りの談話だ。「あのようなこと」とは後半11分にファン・ペルシに対して出された2枚目の警告。セスクからのパスを受けて右足でシュートを放ったファン・ペルシだが、オフサイドの笛が鳴った後でのシュートアクションであり、主審は遅延行為とみなして躊躇(ちゅうちょ)なく2枚目のイエローカードを提示した。ピッチ上でのファン・ペルシの「大観衆のせいで笛が聞こえなかった」という言い分むなしく、アーセナルはそれ以後、約35分も10人でのプレーを強いられた。 試合後、セスクはスペイン国内でこの試合を生中継した『TVE』のインタビュ