2010年03月04日 01:25 カテゴリサイエンス最前線〜進化 実験進化学〜進化を実験室で再現する(2/2) Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet (前回から続く) 彼らの実験ノートによると、ちょうど3万3127世代を迎えたとき、突然、一晩で培養液が真っ白になるほど、大量 に増殖した(適応度の優れた)集団が現れたというのです。その原因となった遺伝子変異を特定したところ、培地のpHを一定にするために加えていたクエン酸 をエネルギー源として利用できるような変異(Cit+)を獲得していました。そして、この変異は、先行する別の2つの変異がなければ、成立しなかったこ と、それ故、多段階で時間のかかる変異だったが、その効果はこれまで以上に劇的だったこともわかりました。この変異(進化)により、今まで餌にできなかっ たものを餌にできるよ