謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 旧年中はお世話になりましてありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 反省と抱負 未曾有の地震が一年前のこの日、東日本を襲った。私はその時、家のダイニングで修士論文でお世話になった先生に手紙を書いていた。14:46。揺れた瞬間、危険を感じた。すぐさま周囲を見渡した。正面に食器棚、左にキッチン、右には窓ガラス、後ろにはドア枠に掛けられた洗濯物。いずれに対してもある程度距離があった。いつも食事をする自分の席。ここが一番安全だと直感した。揺れている間、正面の食器棚を見つめていた。いつもの地震ならば食器棚から食器が落ちてくることはまずない。食器棚の戸が開いた。一枚、二枚と食器が落ちる。この地震の異常さを感じたのはこの時だった。不安が頭を過る。揺れが落ち着き、テレビをつけた。震源地がどこかわからなかったからそれを知りたかった。自分の真下が震源