ある日、島の桟橋に 大きなかぼちゃがあらわれた。 どこにもあるような桟橋が、 どこにもない風景に生まれ変わった。 遠い街から、遠い国から たくさんの人々が訪れるようになり、 島の風景も大きく変わり・・・ ここは、世界にも類のない アートと島の物語が生まれる場所。 あなた自身の目で、心で、 物語のつづきをご覧ください。
【重要】2024年10月1日以降のご入館分より、全アート施設でオンラインチケットを導入します。詳しくはこちらをご確認ください。 丹羽良徳 「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」 直島に2013年に開館した宮浦ギャラリー六区では、「瀬戸内国際芸術祭2016」開催にあわせ、会期ごとに異なるアーティストによって展開される連続企画「アーティストin 六区 2016」を開催いたします。ベネッセアートサイト直島では、「よく生きる」という普遍的なテーマを内包する恒久作品を通して、変化する「現代」や「自己」を考え続ける体験を提示してきました。本企画は、より直接的に「現代」という時代に向き合うため、2015年に直島を訪れた3名のアーティストと共に、作品やイベントを含む様々な企画を展開していくことで、来場者、島に暮らす人々などを巻きこみながら、多様な視点が交わる場を生み出そうとする試みです。 夏会期の丹羽良
12月5日(土)。宇和島の造船所から、大竹伸朗作品の核となる船型の搬出が行われました。午前7時、造船所の暗がりからあらわれた船型は、まるで嫁入り前の白無垢姿かのように包まれ、かつて新造船が次々と船出していったであろうレールの上を、一歩一歩、海辺へと近づいていきます。 全長17m、幅3.7m、重さ5t。船型は、岸辺ぎりぎりまで寄ったクレーンで吊られ、台船に積み込まれます。 単に作品の資材としての船型でなく、記憶を背負った存在そのものとしての船型を無事豊島まで送り届けなければならない――。張りつめた空気が現場を包みながら、一つ一つの作業が進んでいきます。 実は、搬出予定日は2日前。連日の強風と高波により実施困難となり、2日見送られてやっと搬出の日を迎えられた経緯がありました。自然相手に打つ手もなく、連日気を揉みながら風が止むときを待っていた14人のスタッフ全員が見守る中、船型は徐々に造船所のレ
犬島「家プロジェクト」 犬島の集落に「日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように」との願いを込め、2010年、企画展示を目的としたギャラリーを開館しました。アーティスティックディレクターに長谷川祐子、建築家に妹島和世を迎え、現在、「F邸」「S邸」「I邸」「A邸」「C邸」の5つのギャラリーと「石職人の家跡」に、さまざまなアーティストの作品を公開しています。集落に点在するギャラリーは、かつて建っていた民家の瓦屋根や古材、透明なアクリル、周囲の風景を映し出すアルミなど多様な素材でつくられています。長谷川は、島の風景を見ながら点在する作品を巡る体験を「桃源郷」をテーマにした一連の物語になぞらえています。 アーティスティックディレクターによるコンセプト・ノート インフォメーション 開館時間: 9:00 〜 16:30 チケットセンター 9:00 ~ 17:00 休館日:
Photo:Kenichi Suzuki 豊島・唐櫃の小高い丘に水滴のような形を想起させる「豊島美術館」。建物には二つの開口部があり、そこから光や風、雨、虫などが入り込み、鳥の声が響き、時間の経過と共に、刻一刻と作品の表情が変化します。空間内部では水が生まれ、朝から夕方、一日をかけて「泉」が誕生する作品「母型」を鑑賞できます。 そのような一日が始まる瞬間・水が生まれ出る瞬間を特別にご覧いただけるプログラムです。また、ご鑑賞後にスタッフが豊島美術館や作品についてお話いたします。 日程: 2017年10月15日(日)、22日(日)、29日(日) 11月5日(日)、12日(日)、19日(日)、26日(日)定員のため受付終了 時間: 9:00〜(約1時間程度) ※いずれの日程も、15分前より受付を開始します ※特別鑑賞プログラム後、10:00から通常開館いたします。 場所: 豊島・豊島美術館 ※ア
島内の移動手段は、徒歩のみです。 ※犬島チケットセンターでは犬島精錬所美術館、犬島「家プロジェクト」を鑑賞いただける犬島共通チケットを販売しています。また四国汽船の豊島・家浦港行き/直島・宮浦行きの乗船券、マリン観光汽船の小豆島・土庄港行きの乗船券も取り扱っています。
竹林に囲まれた池の中央に立つ、高さ3メートルの巨大なガラスの立体は、神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)とコンピューターで接続され、超新星爆発(星の死)の際に発せられるニュートリノのデータを受信し、インタラクティブに発光します。 「宇宙の魂:ニュートリノ」の光を水面に映しながら、光の映像彫刻として鑑賞する時、私たちは自然と、さらには宇宙とつながり、自身が宇宙であることを感じ、永遠の時の流れのなかにたたずむ私たち自身の姿を「トムナフーリ」に投影することでしょう。 森万里子 現在NY在住。ビデオインスタレーション「ニルヴァーナ」で1997年第47回ヴェネチア・ビエンナーレ優秀賞受賞。主な展覧会に「Mariko Mori: Dream Temple」(1999年、プラダ財団・イタリア)、「ピュアランド」(2002年、東京都現代美術館)、「WAVE UFO」(2003年、ブレゲンツ美術館
【重要】2024年10月1日より全アート施設でオンラインチケットを導入しました。チケットの購入はこちらをご確認ください。 丹羽良徳「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」 オープニングトーク アーカイブ 丹羽良徳「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」会期初日、芸術人類学者の中島智氏をお招きし、作家の丹羽良徳氏とのクロストークを実施。内容を、トークアーカイブとしてまとめました(一部編集・加筆修正あり)。 日程:2016年7月18日(月・祝)15:30-17:15 場所:直島町西部公民館 ゲスト:中島智(芸術人類学者) 編集:公益財団法人 福武財団 司会の福武財団・笠原(左)、丹羽良徳氏(中央)、中島智氏(右) 直島で、「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」を制作するに至った経緯 福武財団・笠原(以下、笠原):本日、司会進行を務めさせていただきます、福武財団の笠原と申します。本日は、島の方
【重要】2024年10月1日より全アート施設でオンラインチケットを導入しました。チケットの購入はこちらをご確認ください。 直島の宮浦ギャラリー六区にて、昨年の瀬戸内国際芸術祭2016会期にあわせて展開した「アーティスト in 六区 2016」。広報誌「NAOSHIMA NOTE」の最新号でもこの取り組みについて特集しています。 春・夏・秋と、芸術祭会期ごとに異なる3人の若手アーティストを招聘したこの連続企画。春会期の飯山由貴「生きている百物語」に続いて、夏会期(2016年7月18日-9月4日)には、丹羽良徳による「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」が展開されました(現在は公開を終了しています)。丹羽は、社会や公共空間に対して自らが行動し、それを映像作品化することで、人々が当たり前だと見過ごしているものへの認識を揺さぶり、抱える矛盾を解体し、公共性への新たな視点を提示してきました。近年は
【重要】2024年10月1日より全アート施設でオンラインチケットを導入しました。チケットの購入はこちらをご確認ください。 丹羽良徳「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」 クロージングトーク アーカイブ 丹羽良徳「歴代町長に現町長を表敬訪問してもらう」会期終了日の前日、劇作家の岸井大輔氏、批評家・編集者のF.アツミ氏をお招きし、「〈まつりごと〉を上演する―幽霊と、祝祭の政治学」と題したトーク・イベントを実施。内容を、トークアーカイブとしてまとめました(一部編集・加筆修正あり)。 日程:2016年9月3日(土)15:00-16:30 場所:直島町西部公民館 ゲスト:岸井大輔(劇作家)、F.アツミ(編集/批評) ※丹羽良徳は、ウィーンよりSkypeでの出演 編集:F.アツミ(Art-Phil) トークゲストのF.アツミ氏(檀上左)と岸井大輔氏(檀上右)、Skypeで出演する丹羽良徳氏(モニター
豊島はかつて米や野菜の生産が盛んで、その名の通り豊かな土壌と水に恵まれ、さまざまな食材を提供していましたが、日本の高度経済成長に伴い稲作や農業などの第一次産業は衰退。8ヘクタールの棚田の耕作面積は1/10までになりました。 そうしたことから、豊島の人々が行政と一緒になって、かつての食の豊かさを取り戻そうと、2009年4月、瀬戸内国際芸術祭の開催を契機に豊島「食プロジェクト」推進協議会を発足させました。福武財団はその一環として、土庄町と唐櫃棚田保存会と協働で、豊島美術館の周辺に広がる休耕田の整備を「棚田プロジェクト」としてスタートさせました。 豊島美術館の周辺では今、秋には稲穂が実り、日本の原風景ともいえる美しい棚田の景色が広がります。今後は、田圃や畑で採れたお米や果物などの食材を使い、豊島の食とアートの魅力を発信していきたいと考えています。
クリスチャン・ボルタンスキーによる「ささやきの森」の公開を記念して、作品公開初日にあたる7月18日、豊島の唐櫃公堂にてアーティストトークを開催しました。今回のブログでは、トークにて作家の口から語られた言葉を中心に、その内容をご紹介します。 クリスチャン・ボルタンスキー(通訳:高野勢子): 今日はいらしてくださいましてありがとうございます。豊島に戻って来られて嬉しいです。これまでに10回ほど豊島に来ています。私はこの島で2つの作品をつくっているのですが、非常に強い関係を持っているとともに、それぞれの作品の特徴があります。 まず、「心臓音のアーカイブ」ですが、心臓音をそこに登録し、自分の心臓音を聞くことができるとともに、世界中の人々の心臓音がそこには登録されており、15以上の国で心臓音を集めています。最近ではチリなどの心臓音をおさめましたし、本当にいろいろな国、地域の心臓音を集めています。私に
in a silent way [対談] 岡田利規×森山未來 (聞き手:キュレーター 長谷川祐子) ≪ 前篇 ≫2016.08.26 犬島アーティストボイス 岡田利規と森山未來の共作によるパフォーマンスプロジェクト、「in a silent way」。瀬戸内国際芸術祭参加プログラムとして、8月23日(火)から直島のベネッセハウス ミュージアム内で上演されています。上演を目前に控え、滞在制作中の直島にて行われた対談。今回の前篇に続き、公演終了後に後篇を公開予定です。あわせてご覧ください。 長谷川祐子(左)、岡田利規(中央)、森山未來(右) 長谷川: 今回共作をお願いしたのは、東京都現代美術館での展示「新たな系譜学をもとめて」注1で、お二人に参加していただいたことがきっかけです。その時、お二人に共通して思ったことがありました。岡田さんは演劇の演出・振付をされていながら、それがダンスの賞の候補に
地中美術館、モネ(室)の魅力― モネ研究者、三菱一号館美術館・安井裕雄氏による勉強会を開催しました。2016.06.23 直島イベントレポート 自然光のそそぐ白を基調とした空間、そこに展示されるクロード・モネの「睡蓮」。 地中美術館 クロード・モネ室 / 写真:鈴木研一 「小型船に乗って島に来ました。さらにバスに乗ってここまで来ます。見るとどうでしょうか?」 地中美術館のモネ室での勉強会は、この問いかけから始まりました。 先日、モネについてのスタッフ向け勉強会が直島で行われました。知見を深め、地中美術館を訪れる方へのご案内をより充実したものにすべく、スタッフエデュケーションの一環として行われたものです。講師は、晩年のモネ研究の第一人者とも言われる、三菱一号館美術館の安井裕雄氏。2006年に出版された「モネ入門-『睡蓮』を読み解く六つの話」の中でも、「モネ・リヴァイヴァル―『睡蓮』とその評価
岡田利規と森山未來の共作によるパフォーマンスプロジェクト。直島を舞台に二人の初めてのコラボレーションが実現。2016年夏、直島での滞在制作を経て、新作を発表します。 共作=岡田利規、森山未來 | キュレーター=長谷川祐子 主催:福武財団 協賛:株式会社ベネッセホールディングス 制作協力:株式会社プリコグ 日時: 2016年8月23日(火) 14:00開場、14:30開演(1日1回公演) 2016年8月24日(水) 14:00開場、14:30開演(1日1回公演) 2016年8月25日(木) 14:00開場、14:30開演(1日1回公演) 2016年8月26日(金) 12:30開場、13:00開演 15:30開場、16:00開演(1日2回公演) 2016年8月27日(土) 12:30開場、13:00開演 15:30開場、16:00開演(1日2回公演) 2016年8月28日(日) 1
ベネッセハウス ミュージアム ベネッセハウス ミュージアムは、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館しました。瀬戸内海を望む高台に建ち、大きな開口部から島の自然を内部へと導き入れる構造の建物は、安藤忠雄の設計によるものです。 絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどの収蔵作品の展示に加え、アーティストたちがその場所のために制作したサイトスペシフィック・ワークが恒久設置されています。アーティストたちは自ら場所を選び、作品を制作しています。作品は展示スペースにとどまらず、館内のいたるところに設置され、施設をとりまく海岸線や林の中にも点在しています。直島の自然に向き合った、または建築に触発された作品など、美術館の内外に点在するサイトスぺシフィック・ワークと合わせて、自然とアートと建築が融合する稀有な場をつくりだしています。 開館時間:
瀬戸内国際芸術祭2016の春会期が始まる3月20日、スプツニ子!による「豊島八百万(やおよろず)ラボ」が恒久施設として豊島に誕生します。 マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの助教で、現代社会における問題を直接的に反映させた作品を制作しているアーティスト・スプツニ子!。ここのところ、私たちもiPS細胞や、ゲノム編集という言葉を耳にするようになりましたが、彼女はMITに通うようになってからバイオテクノロジーが急速に発展していることを見聞きし、これまで神話の世界のことだと思われていたような新しい生き物や現象が、現実化されようとしていると強く感じたといいます。歴史的には神話に疑問を投げかけることもあった科学が、これからは神話を生み出していくこともあるのではないか――。 一方で、あらゆるものに神が宿ると考え、多様な神の存在に寛容な八百万(やおよろず)の文化においては、科学の発展が神話のよ
Nadegata Instant Party 「Well, come on stage!」 -spring-2016.04.28 豊島瀬戸内国際芸術祭 豊島の中央にそびえる、檀山。 標高340m、スダジイやクヌギなどの原生林が生い茂り、そこから湧き出る清水は、麓から海岸にかけて広がる豊島の3つの集落に暮らす人々の生活を支えています。一般的に、島は慢性的な水不足に悩まされるものですが、豊富な湧き水を抱く檀山があるおかげで、豊島では古くから稲作をはじめとした農業や酪農が盛んであったといわれています。 瀬戸内海が一望できる山頂からの眺めは、島の人々にとっても自慢の風景。多くの人にこの風景を楽しんでもらおうと、島の有志によって継続的に山道が整備されています。檀山は、様々な意味において、豊島で暮らす人々にとってかけがえのない存在です。 瀬戸内国際芸術祭2016参加プログラムとして、今回、この檀山を舞
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