Intro タイトルを見て「Cookie の新しい仕様か、キャッチアップしよう」と思って開いたのなら、以降を読む必要はない。 Cookie History 2000 年に発行された Cookie の仕様である RFC 2965 では、仕様中に Set-Cookie2/Cookie2 (以下 Cookie2) という 2 つのヘッダが定義されている。しかし 2011 年に改定された現行の RFC 6265 ではそれらヘッダは deprecate されており、実際の Web でこれらのヘッダが交換される場面を、少なくとも筆者は見たことがない。存在すら知らない開発者も多いだろう。 筆者はずっと、この仕様がどのように出てきて、どうして消えていったのかが気になっていた。 Web 上にも情報が少なく、「歴史上の理由で」とか分かったようなことを言ってる人がたまにいるくらいだ。四半世紀前のことなので経緯を
サードパーティCookieをトラッキングに使用できないようにする「Cookies Having Independent Partitioned State (CHIPS)」という仕組みが議論されています。 現在は、その仕組はW3CのPrivacy CGで議論されています。細かい仕組みは以前書いたとおりです。 ( トラッキングに利用できない3rdパーティクッキー「CHIPS」の仕組み (partitioned属性) - ASnoKaze blog ) このCHIPSは、Cookieに新しいPartitioned属性を利用します。Cookie自体の仕様は、IETFが発行するRFC 6265で定義されており、そこにPartitioned属性を追加してやる必要があります。 そのためIETF側にも「Cookies Having Independent Partitioned State specif
複数のオンライン/オフラインを問わずサービスを展開しているのに、自社保有のファーストパーティーデータが活用できない企業は意外と多い。Cookie規制が強化される中、個人を特定せずにユーザー体験を高めるにはどうすればいいだろうか。対策を聞いた。 [PR/ITmedia] 消費行動がデジタルにシフトするにつれ、そこで流通する個人情報の保護に注目が集まっている。サードパーティーCookieへの規制が本格化しつつあるため、オンラインマーケティング施策においては、従来のような顧客追跡が難しい状況が生まれている。 そこで活用したいのが自社保有のデータ(ファーストパーティーデータ)と、個人を特定しない顧客セグメントの技術だ。本稿は小売りや食品の大手企業が実際に成果を挙げつつあるCookie規制時代のデジタルマーケティング施策の手法を見ていく。 マーケターを悩ます新しい3つの課題 コロナ禍をきっかけとした
JWTとは JSON Web Tokenの略。ジョットと読むらしい。 ざっくりいうとJsonに電子署名を加え、URL-Safeな文字列にしたTokenのこと 正確にいうと、電子署名を使用する方式はJWS(JSON Web Signature)と呼ばれ、別途暗号化を使用するJWE(JSON Web Encryption)も存在する。よく見かける説明はJWS方式のほう。 JWS方式の場合、電子署名であり暗号化ではないため、中身を見ることは可能。但し改ざんはできない、という仕組み。 実際のユースケースで言うと、サーバ側で認証情報が入ったJsonを加工(電子署名を加える等)し、JWTにしたのち、それを認証Tokenとしてクライアントに渡す。クライアントはそのTokenを認証Tokenとして使用する。 仕組みについては調べればたくさん出てくるのでそちらを参照したほうが良いかと思います。 この記事では
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Randall Degges - Please Stop Using Local Storage 原文公開日: 2018/01/26 著者: Randall Degges 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 画像は元記事からの引用です。 初版公開: 2019/10/19 追記更新: 2024/04/05 -- リンク情報を記事末尾に移動しました 本気で申し上げます。local storageを使わないでください。 local storageにセッション情報を保存する開発者がこれほど多い理由について、私にはさっぱり見当がつきません。しかしどんな理由であれ、その手法は地上から消えてなくなってもらう必要がありますが、明らかに手に負えなくなりつつあります。 私は毎日のように、重要なユーザー情報をlocal storageに保存す
今回お届けするのは、「localStorage(ローカルストレージ)」について。 HTML5から導入されたAPI、Web Storageの一種で、その仕組みはcookieによく似ています。 Web Storageと一体どのような違いがあるのか、今回はその概要と使い方を見ていきましょう。 ブラウザにデータを保有してどうするの? cookieもWeb Storageもクライアント側(ブラウザ)にデータを保有する機能ですが、なぜそのような仕組みが登場したのでしょうか? その答えは、HTTPが「ステートレスな(=状態をもたない)プロトコル」であることに関連しています。少しだけおさらいしてみましょう。 HTTP通信は「リクエストを投げる→レスポンスを返す」の一往復のやりとりで完結します。 全通信のひとつひとつが全く別のリクエストとして扱われるため、例えば再訪問かどうかを判断することは不可能で、同じク
HTTP cookies (also called web cookies, Internet cookies, browser cookies, or simply cookies) are small blocks of data created by a web server while a user is browsing a website and placed on the user's computer or other device by the user's web browser. Cookies are placed on the device used to access a website, and more than one cookie may be placed on a user's device during a session. Cookies ser
SPA(Vue + RailsAPI)で何とかログイン認証機能 + CSRF対策を実装したので、ブログにメモしておきます。 実装の概要 使用した技術たち JWT(JsonWebToken) アクセストークン、リフレッシュトークンって? WebStorage JWTSession 遷移の概要(より正確な内容は要Gem参照) トークンストアの設定 バックエンド側の仕事 Signinコントローラー フロントエンド側の仕事 axiosのインスタンスの作成 main.jsでインスタンスの読み込み インスタンスの使用方法 ただ、ブラウザによって上手く動作しないものが… 3rd party cookiesとは? 余談 実装の概要 今回は、JWT + (WebStorage + Cookie)を使って実装しました。(後に用語説明します) WebStorageとJWTによるセッションの管理(ログイン状態の管
Intro Cookie は、ブラウザに一度保存すれば、次からその値を自動的に送ってくるという、非常に都合の良い仕様から始まった。 State Less が基本だった Web にセッションの概念をもたらし、今ではこれが無ければ実現できないユースケースの方が多い。 冷静に考えればふざけてるとして思えないヘッダ名からもわかるように、当初はこのヘッダがこんなに重宝され、 Web のあり方を変えるかもしれないくらい重要な議論を巻き起こすことになるとは、最初の実装者も思ってなかっただろう。 そんな Cookie が今どう使われ、 3rd Party Cookie (3rdPC) の何が問題になっているのかを踏まえ、これからどうなっていくのかについて考える。 Cookie のユースケース Web にある API の中でも Cookie はいくつかの点で特異な挙動をする 一度保存すれば、次から自動で送る
2020/02/13 DevSumi 発表資料
政府の個人情報保護委員会は25日、個人情報保護法の次期改正に向けウェブブラウザーのログイン情報をためた「クッキー(Cookie)」などの利用でデータの提供先企業が個人情報を扱う場合について、新たな規律を検討すると公表した。同委員会は2020年1月からの通常国会に提出する法改正案の内容を年内に示す方針だ。新たな規律の検討は、就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京・千代田)が
TIPS 034:ストレージにデータを保存する TIPS 035:ストレージのデータを取得する TIPS 036:ストレージのデータをツールから確認する TIPS 037:ストレージからすべてのデータを取り出す TIPS 038:ストレージ上のデータを削除する TIPS 039:ストレージにオブジェクトを出し入れする TIPS 040:ストレージの登録/更新/削除を監視する サンプル一式は、会員限定特典としてダウンロードできます。記事末尾をご確認ください。 ストレージは、大きくセッションストレージとローカルストレージに分類できます。両者の違いは有効範囲です。 セッションストレージ(Session Storage)は、ブラウザが起動している間だけ有効です。ブラウザを閉じたタイミングでデータは破棄されますし、異なるウィンドウ/タブ同士でもデータを共有することはできません。 一方、ローカルストレ
まずはセラーに直接ご連絡ください。 既にお済みにも関わらず、「注文した商品が到着していない」または「商品が説明とは違った」ような場合、クレーム事例を開始して Etsy に報告することができます。 注文に関する問題を報告 私たちは知的財産にかかわる問題を真摯に受け止めますが、この問題の多くは相手側と直接解決することが可能です。不明な点は直接セラーにご連絡いただくことをおすすめします。 侵害の申立を希望する場合は、Etsy の 著作権及び知的財産ポリシー(英語) に記載されている手続きに従って行う必要があります。
上記のコードで、 newCookie は key=value の形式の文字列であり、クッキーを設定したり更新したりします。なお、この方法を使用して一度に設定・更新できるクッキーは、一つだけです。次のことも考慮してください。 オプションとして次に挙げる値を設定することができます。 key と value のペアの後にセミコロンで区切って設定することで、クッキーを設定・更新することができます。 ;domain=ドメイン (例えば、 example.com または subdomain.example.com): クッキーが送信されるホストです。 指定されなければ、これは現在の文書の場所のホスト部分を既定とし、クッキーはサブドメインでは利用できません。 ドメインが指定されれば、サブドメインも常に含まれます。 初期の仕様とは対照的に、ドメイン名の前のドットは無視されますが、ブラウザーはその様なドット
このドキュメントの目的は Cookie とは何かを一から説明することではないので、そもそも Cookie とは何で何に使えるのかといった話はWikipedia の Cookie の記事などを参考にして下さい。 ここでは Cookie がどういうものかは大体理解しているという前提で、仕様の確認をしていきます。 目次 Set-Cookie ヘッダを使って Cookie を保存する Cookie を参照する JavaScript を使って Cookie を保存・参照する Cookie の属性 domain 属性 path 属性 max-age と expire secure httponly その他 クッキーと port 番号 Cookie が絡むセキュリティ関係の問題 通信路上でのクッキーの漏洩 クロスサイトスクリプティング (Cross Site Scripting, XSS) Set-Co
Rack and Rails have a cookie monster. Browsers place limits on the number and size of cookies present for a domain or in a response. If you exceed these limits, Bad Things can happen. Rack and Rails try to prevent this in the obvious cases, but this post describes what they get wrong in their current implementations. We’ll also review the potential impact of—and how you can mitigate—this type of i
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