『イノセンス・オブ・ムスリム』(Innocence of Muslims)は、2012年の反イスラムの低予算映画。撮影中のタイトルは『砂漠の戦士』(Desert Warrior)、2012年6月の上映タイトルは『イノセンス・オブ・ビン・ラーディン』(Innocence of Bin Laden)。日本では「イノセンス・オブ・ムスリム」を訳して『無邪気なイスラム教徒』のタイトルで呼ばれることもある。台本・制作・監督はサム・バシルこと、エジプト系アメリカ人でコプト正教会のナクーラ・バスリー・ナクーラ(en)("アラン・ロバーツ"の偽名も使用)で、予算は彼のエジプトに住む家族によって賄われた[2]。 ナクーラは幾つもの詐欺、盗んだ他人の身分証明書と社会保障番号で複数の口座を開設した既決重罪犯で、刑務所で収監中にこの映画の台本を書いた[3][4]。イスラム教を侮辱する内容だとして、2012年9月1