ジャニー喜多川氏=2019年に87歳で死去=の性加害が明るみになったジャニーズ事務所をめぐる問題では、テレビ局や芸能事務所といったステークホルダーが与える影響も無視できない。日米の映画業での経験が長く、俳優・のんさん(30)のエージェントを務めるコンサルティング会社「スピーディ」の福田淳社長は、制作・送信を一手に握るテレビ局の立場が強く、タレントの立場が弱い構造が「日本の芸能界を近代化させない要因」だとみている。インタビュー後半では、この問題に焦点を当てた。福田さんは、「変革に時間がかかっている」として、監督官庁がテレビ局にヒアリングを行い、芸能事務所をライセンス制にすることが必要だと訴えている。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司) (前編<「2年先までほぼ休みなし」のんが切り開く独自路線 ジャニーズ問題で「能年玲奈」使えない問題脚光...エージェント語る7年半>から続く
「2年先までほぼ休みなし」のんが切り開く独自路線 ジャニーズ問題で「能年玲奈」使えない問題脚光...エージェント語る7年半 ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏=2019年に87歳で死去=による性加害問題を機に、タレントの人権問題が焦点になりつつある。 そんな中で、改めて注目が集まっているのが俳優の「のん」さん(30)をめぐる問題だ。のんさんは、本名の「能年玲奈」としてNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)でブレークしたが、所属していた事務所「レプロエンタテインメント」との間で独立トラブルが起こり、16年に改名。ほとんど仕事がない時期もあり、「芸能界の圧力」が原因だという指摘もあった。 それでも活躍を続けるのんさんは、いかにして独自の路線を切り開いてきたのか。ジャニーズ事務所をめぐる今回の事態は、のんさんにどのような影響を与えるのか。そして、芸能界は変わるのか。のんさんのエージ
国連特別報告者(現代的形態の奴隷制担当)の小保方智也氏が2023年7月21日にツイッターを更新し、ジャニーズ事務所創設者の故ジャニー喜多川氏による事務所タレントらへの性加害問題に関する「某有名人」の発言を批判した。 「適切な処置が講じられる事を期待」 小保方氏は21日にツイッターで、「某有名人から最近出されたジャニーズ事務所の性加害疑惑関する発言に、深い懸念を表明します」(原文ママ)と切り出し、「未成年で被害を受けたとされる方々に即時法的措置などを求めるのは、非現実的で人権を著しく侵害する発言と解釈されても仕方ありません」と批判した。この問題について「公平な事実調査後、適切な処置が講じられる事を期待します」とつづっていた。 小保方氏は13日にもツイッターで、「国連人権理事会で一緒に仕事をしている『ビジネスと人権の作業部会』が7月末から日本へ公式訪問し、ジャニーズ事務所の性加害疑惑も調査する
ジャニーズ事務所前社長の故・ジャニー喜多川氏から性被害を受けていたと訴えている元ジャニーズJr.の二本樹顕理(にほんぎ・あきまさ)さん(39)が2023年5月31日、立憲民主党が開いた第2回「性被害・児童虐待」国対ヒアリングに出席し、自身が受けた性被害の実態や他のジャニーズJr.の被害状況、性被害を拒絶した人のその後、性加害後の待遇などについて明かした。 「自尊心を破壊されました」 二本樹さんは1996年、中学1年生の時にジャニーズ事務所に入所した。入所から3か月が経った頃、ホテルでジャニー氏から性加害を受けたという。 「当時の私は性経験が全くありませんでした。ジャニー氏の予想しない行動に体が硬直してしまいました」 とし 「事務所の社長に抵抗したらどうなるんだろう、仕事がもらえなくなるんじゃないか、事務所を辞めさせられるんじゃないか、という考えがよぎり、拒絶することができませんでした」 と
自殺予防などのため悩み相談に応じる「いのちの電話」が、テレビ番組で取り上げられ、ネット上では、無償のボランティア活動に様々な意見が出ている。 電話対応が難しく、精神的な負担もかかると予想されるため、国がもっと活動を支援できないかとの声が多い。運営団体の日本いのちの電話連盟や厚生労働省の担当課に話を聞いた。 日テレ「シューイチ」で特集し、人員不足の現状を紹介 いのちの電話は、連盟の公式サイトによると、1953年に英ロンドンで行われた自殺予防のための電話相談をきっかけに始まった。 日本では、ドイツ人宣教師のルツ・ヘットカンプさんを中心に準備が進み、71年10月に初めてボランティア相談員による電話相談が東京で行われた。77年に連盟が結成されて、この電話相談は拡大を続けた。「無償のボランティア相談員による市民活動」をうたい、2020年現在で、連盟に加盟するセンターは全国で50に達し、相談員も約60
多様な意思決定と生き方を支援する一般社団法人sienteが2022年12月21日、中高生世代の女性を支援する一般社団法人Colaboの会見で登壇者が「アダルトビデオ(AV)は、女性を性的に虐待して、そのことを娯楽にしている類のもの」と発言したことに対し、抗議声明を発表した。 【動画】sienteが抗議したAVめぐる実際の発言 ■「中傷発言であり、非常に遺憾です」 sienteはAV出演者などが受ける職業差別解消、性感染症に関する啓蒙・性教育などに取り組む団体で、ノンフィクション作家の中山美里さんが代表を務める。 Colaboが11月29日に開いた「Colaboとその代表仁藤夢乃に対する深刻な妨害に関する提訴記者会見」では、弁護団の角田由紀子氏が「アダルトビデオというのは、まさに女性を性的に虐待して、そのことを娯楽にしている類のものなんですね」と発言。sienteは12月21日にウェブサイト
IT企業の社員男性と食事に行って、拒否したのに淫らな行為をされケガをしたとして、東京都内在住の女性が、ツイッターで男性のアカウントに向け、その事後対応についても批判した。 これに対し、この企業の社長が社員の言動を謝罪したうえで、女性との間で示談が成立したと明かした。しかし、女性は、自分の意志ではなく、示談は無効だと一時訴え、その後も企業などの対応に不満を漏らしている。 「業務外の行動だったが、社員の言動自体については誠に遺憾」 きっかけは、女性が2022年11月4日にツイッターで、男性に押し倒される性暴力を受けたが、「拒否されたか記憶がおぼろで、お金を支払えばいいのか」といった内容を言われたと非難したことだ。男性の会社名も出しており、そのサービスについても、否定し続けるともした。 男性は、投稿を消すように女性に求めた。しかし、女性のツイートによれば、女性は、男性と食事に行って、拒否したもの
立憲民主党の末松義規衆議院議員(65)が2022年2月26日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(44)について「『若さ』が『馬鹿さ』となったようにも感じます」とツイッターに投稿した。末松氏は28日までに投稿を削除している。 「人気者だし魅力もある方ですが」 末松議員は、元外務省国際情報局長の孫崎享氏(78)が25日に「ウクライナ国民の大誤算はアメリカが軍事的に助けてくれると信じ込まされたこと。信じた事。そしてロシアに喧嘩腰でもいいと思ったこと。軍事的な助けになんか来やしません」などと指摘したツイートをスクリーンショットして投稿した。 末松議員は投稿で「ゼレンスキー大統領のケースは、人気者だし魅力もある方ですが、ロシアという獰猛な国家から国を常に防衛せざるを得ない立場を考えると、『若さ』が『馬鹿さ』となったようにも感じます」と持論。「しかし、当然ながら、最大の憤りを感じるのは、
「ダークパターン」と呼ばれるサイト設計が欧米で問題となっている。利用者をだましたり、望まない行動を導いたりするUI(ユーザーインターフェース、顧客との接点)、UX(ユーザーエクスペリエンス、ユーザー体験)を指し、米連邦取引委員会(FTC)が企業に警告する事態になっている。 典型例は解約方法が煩雑なサブスクリプション(定額課金)サービスだ。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)の日本版も当てはまるとして、利用者から改善を求める声が相次いでいる。 「ゴキブリ捕獲機」 ダークパターンは、UXの専門家である英のハリー・ブリグナル氏が提唱した。 ブリグナル氏は「ウェブサイトやアプリで使われているトリックのことで、何かを購入したり登録したりするなど、意図しない行動を取らせるもの」と自身のサイトで説明し、12に分類している(画像参照)。下記はその一例だ。 ・ゴキブリ捕獲機:ある状況(会員)に
「Pornhub(アダルトサイト)に出てた人や!」――。街中で見ず知らずの一般女性を指し、このように叫ぶ迷惑行為に及ぶ動画を投稿したYouTuberグループが、批判が相次いだことを受けて謝罪動画を公開した。 声掛けした女性へのモザイク処理なしで動画を公開 騒動を起こしたYouTuberは、大阪・難波を拠点に活動する「おこさまらんち」。2021年7月4日からYouTubeでの活動を開始し、チャンネル登録者数は8月12日夕時点で4240人。ページの概要欄には、「関西を拠点としてネットで好き勝手するチャンネルです」とあった。 問題視されたのは、8月2日に投稿された「【神回】街中に居る女の子に『A○で見た人だ!』と叫んでみたらwwww」と題した動画だった。 現在は削除されているが、動画は道行く女性に対して、 「Pornhubに出てた人や!」 「Pornhubに出てたかたですよね?」 などと大声で声
新型コロナウイルス感染者が出た自治医科大学(栃木県下野市)で、学生寮の自室で待機している学生が支給される食事に注文を付けたところ、寮を担当する教授が学生への暴言ととれる言葉を含むメールを全学生あてに送っていたことが分かった。 同大は、全寮制になっており、コロナに対応する「新生活の指針」に反した学生25人に勧告して全員が退寮したことも分かった。学生に厳しすぎるとツイッターなどで疑問が出ているが、大学側は、「医師になる学生に自覚を持ってほしい」などと趣旨を説明している。 「牛乳とヨーグルトがほしい」と支給食に注文を付けると... 「牛乳とヨーグルトがほしい」。暴言メールのきっかけは、学生が支給食に対し、学生課にこのような内容で電話したことだった。 自治医大では2021年5月17日、医学部生5人がコロナに感染したと発表し、700人超いる学生は、クラスター発生のため、同29日まで2週間の自室待機と
「1人毎月7万円では、とても生活できない」「単なる社会保障の削減ではないのか」――。元総務相でパソナグループ会長の竹中平蔵東洋大学教授が、2020年9月23日夜放送のBS-TBS番組「報道1930」で「ベーシックインカム」について持論を述べると、ネット上ではこんな声が噴出した。 竹中氏が菅義偉首相に近いと言われており、菅政権がこの竹中式の「ベーシックインカム」を導入する方向だと受け止められたこともあるらしい。今回のインタビューでは、こうした声に対する竹中氏の説明や番組発言の真意、さらに、菅政権で本当に導入されるかの見通しなどを聞いた。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 野口博之) 7万とは平均レベルで、支給額は累進的に変わる 竹中氏は10月7日、東京都千代田区内にあるパソナグループの本社近くにあるパソナオフィス内の応接室で取材に応じた。同グループは、兵庫県・淡路島への本社機能移転を
全日空(ANA)の国際線ファーストクラスを利用したという男性が、機内の客室乗務員に自分の誕生日を気付いて貰えなかったことについて、インターネット上で不満を爆発させている。 男性がANAのサービスに不満を訴えたのは、旅行口コミサイト「4travel(フォートラベル)」。2018年2月11日の投稿で、「最悪のバースデイフライト」「期待した俺がバカだった」などと恨み節を連発したのだ。 「ANAのサービスの低下を感じます」 口コミのタイトルは「ANAさんに期待した俺がバカだったよ。ファーストクラスで最悪のバースデイフライト」。投稿によれば、男性は39歳の誕生日を迎えた1月14日、羽田空港から米ロサンゼルスへ向かうANAの国際線にファーストクラスで搭乗した。 誕生日のフライトを記念すべきものにするため、元々「大好きだった」というANAを選んだという。投稿では「ANAの国際線ファーストクラスで誕生日と
安倍晋三首相のフェイスブックがまた「注目」されている。安倍首相のページに批判的な言葉を書き込んだ人から、ページにアクセスできなくなるように「ブロック」されたという書き込みが相次いでいるのだ。 この指摘自体はすでに1年半ほど前から出ていた。ただ、最近になって安倍首相のフェイスブックの発言が一部から批判されたこともあって、改めてブロック問題もクローズアップされつつある。 9月下旬の書き込みが拡散される ここ数日で急に拡散されているのが、ツイッター上の 「安倍晋三のFBのコメント欄には人種差別発言が多いので、『管理人(秘書)は不適切な発言を削除しろ』と書き込んだら俺がブロックされる理不尽」 「ぼくも同様に、安倍首相のFBのコメント欄のあまりにもひどい嫌韓嫌中発言について指摘したところ、ブロックされました」 というやり取りだ。書き込みが行われたのは9月下旬。だが、安倍首相が11月24日夜、ヘイトス
JR高崎線、宇都宮線、常磐線の一部列車が東京駅に乗り入れる「上野東京ライン」が2015年3月14日に開通し、16日朝には初の通勤ラッシュを迎えた ツイッターでは「上野駅での乗り換え不要」、「上野-御徒町間の混雑緩和」などの恩恵にあずかった通勤者らがさっそく喜びを報告しているが、一部からは悲鳴が続出している。 「15両編成の東京行きが、今日から10両編成の前橋行きに」 「上野東京ライン」は上野-東京に新設した3.8kmの線路を通る電車の愛称。宇都宮線と高崎線は東海道線と相互直通運転を行い、常磐線は品川駅まで直通運転を実施する。北関東から首都圏南部へのアクセス向上、上野駅での乗り換え不要など、メリットは大きい。山手線や京浜東北線の混雑緩和も重要なポイントで、特に、平日朝には高い混雑率を誇っていた「上野~御徒町間」では大幅な緩和が期待できるとして話題になっていた。 開通後、初の出勤日となった16
ソフトバンクは2015年夏ごろに一般向けの発売を予定している、感情認識機能をもつ人間型ロボット「ペッパー」の利用プランを15年2月20日、発表した。本体価格の19万8000円(税別)とは別途、専用のクラウドに接続して高度な会話機能を利用するために必要な「基本プラン」は36か月契約で、月額1万4800円、故障などに対応する「保険パック」は9800円で提供する。毎月、あわせて2万6000円が「維持費」としてかかることになる。 ペッパーは、内蔵センサーを使って人の表情や声色などから感情を推測するロボットで、14年9月、法人向けに200台を先行発売。ソフトバンク直営の携帯電話の販売店や家電量販店などで稼働している。 一般向けには、当初は2月中の発売を計画していたが、「企業の要望が予想より多く、生産が間に合わない」(孫正義社長)ため、6~8月ごろに延期することを、2月10日の決算会見で発表していた。
ネットを介して知らない人と会う方法は、以前からいろいろあった。しかし、素性が分からない相手と待ち合わせるのは怖いし、トラブルに発展することもあったと聞く。その点、実名登録を原則としたフェイスブックを介した出会いは、相手の個人情報も確認できるので、比較的リスクは低いといえるだろう。 フェイスブック情報を使って知らない人とランチを共にする「ソーシャルランチ」は以前取材したことがあったが、さらに細切れの時間を使ったマッチングサービス「コーヒーミーティング」ができたということで、25歳女性の筆者が初体験してみた。 「マーケティング」「英語」などのタグで相手を検索 コーヒーミーティングは、ひとことで言えば「お茶したい人を探す」サービス。サイトにアクセスすると、誰かとお茶の時間を過ごしたい人たちの顔写真が並んでいる。勤務先も載っており、大手家電メーカーの技術者やデザイン会社の営業、編集者や占い師などさ
「小学校、中学校と上がってきていい大学出たやつらは使い物にならない、ほんとに」 マツコ・デラックスさん(42)が出演番組で言い放った、一貫校の内部進学で大学を卒業した人への辛口評価が話題を集めている。「これは本当だよな」と同意する人が多いようだ。 「受験を乗り越えた人はしっかりしてる」 マツコさんは2015年1月14日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)で、有吉弘行さん(40)と過保護すぎる子育てについてトークを展開。その中で有吉さんがエスカレーター式の一貫校に子どもを入学させる親に対して、「『はい、私の役目終わり!』みたいな顔してない?」と腹立たしげに語った。 するとマツコさんは「これだけは親御さんたちに言っておく」と断り、 「小学校、中学校と上がってきていい大学出たやつらは使い物にならない、ほんとに」 と怒りをぶちまけた。 番組では大学名を挙げていないが、例えば関東なら早稲
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く