インターネット検索大手のヤフーが、偽のネットバンキングの画面を、広告費の支払いを受けて検索結果の上の方に掲載し、利用者が預金を不正に送金される被害が相次いでいたことがわかりました。ヤフーは、広告審査の強化など再発防止策を検討しています。 偽のネットバンキングの画面を何者かによって作成されたのは、京都市に本店がある京都銀行です。今月17日、利用者から「不審なサイトがある」と連絡を受けたため、銀行が調べたところ、このサイトは偽のもので、ネット検索大手のヤフーで検索すると、ページの上の方に掲載されるようになっていたということです。 このため銀行はヤフーに連絡し、翌日の昼ごろには検索結果に表示されなくなりましたが、少なくとも3人の利用者がパスワードを盗まれ、預金から50万円を奪われるなどの被害が出ました。 ヤフーはこの偽のサイトを、広告費の支払いを受けて検索結果の上の方に掲載していて、こうした状態