JALの知識を深めたい!飛行機が大好き! と、公言する俳優・森崎ウィンさんを囲んでの座談会は2019年6月16日(日)に東京都渋谷区の『GQ JAPAN』編集部があるオフィスでおこなわれた。航空評論家で元JALパイロットの小林宏之さん、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんとの鼎談の最後は、ANAとともに日本を代表するエアラインである「JAL」をめぐって展開される。
ニューヨーク行きの便の中でこれを書いている。往復たった9万円のエコノミークラスだ。席は狭い。日本人標準体型の自分の足でも前との余裕は10cm程度。自分の背もたれを倒そうにも数センチしか動かない。食事が配られる際には後ろの人に配慮して席を戻さねばならない。暗いキャビンの前方ではバシネットに入りたがらない赤ん坊が元気に泣いている。 なぜ自分はビジネスクラスに乗っていないのか、いつも飛行機に乗ると自問する。 ビジネスクラスは高いのだ。このニューヨークと東京の直行便往復だったら約50万円から70万円かかる。このエコノミークラスの5倍以上。もし4人家族なら200万円以上の出費だ。移動のためだけなのに法外な値段に思える。 旅客機のビジネスクラスは経済格差を目にする数少ない機会だ。普段は金持ちも普通の人も同じようなレストランで食事をし、同じ道路を歩き、同じ電車で移動する。たまに運転手付きリムジンや特別な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く