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大型書店「紀伊国屋書店新宿南店」(東京都渋谷区)が7月下旬をめどに、売り場を大幅に縮小させ、事実上撤退する方針であることがわかった。計6フロア(約4千平方メートル)ある売り場のうち、6階のみを洋書専門店として残す。紀伊国屋は「ビルの所有者側と賃料交渉がまとまらなかった」としている。 紀伊国屋によると、新宿南店は、JR新宿駅新南口に近いタカシマヤタイムズスクエア南館に1996年10月オープン。当時、全国最大規模の大型書店として話題になった。現在は若者を主なターゲットにコミックを幅広く扱うなど、同駅東口に近い新宿本店との差別化を図ってきたが、客足が伸びなかった。オープンから20年を迎え、9月の契約満了を控えて交渉が続いていた。
こんにちは。先々週も触れましたが(「出版不況は終わった? 最新データを見てわかること」)中堅取次、太洋社の自主廃業方針の表明を受けて、書店の倒産・閉店が相次いでいます。 帝国データバンクによると、2月26日には、東京の高田馬場などに書店を展開している有力書店、芳林堂書店が自己破産しました(帝国データバンク)。芳林堂書店は、筆者も学生時代よく通った書店で、後に述べるように、太洋社の自主廃業表明を受けて新刊の入荷が止まり、出版関係者の間では行方が危ぶまれていました。(2月26日17時57分追記:業界紙「新文化」によると、店舗は別の書店チェーンの「書泉」に譲渡し、営業は継続するとのことです。) 2月11日には、茨城県つくば市の著名書店チェーン、有朋堂が全3店を閉鎖しました。 【友朋堂吾妻店】友朋堂吾妻店、閉店いたしました。本日はたくさんのお客様にお出でいただき、お声かけていただき、シャッター前で
直営既存店の売上げが低迷するなか、来年3月までをめどに20店を閉鎖する。現在、直営店は約330店、FC店は560店。 2014年度中間(H25.4.1~同9.30)連結決算で、売上高は387億4700万円(前年同期比4.8%増)。ブックオフ事業の売上高も267億3200万円(同3.4%増)。ブックオフ既存店の売上げは同2.9%減だったが、新規出店やオンライン事業が貢献して増収だった。営業利益は1200万円(同98.2%減)、経常利益は2億8100万円(同68.8%減)、中間の最終損失は1億1700万円。 今後は新規出店を抑制し、新刊の書籍や雑誌、カフェ併設など、新たな店舗パケージの開発に投資をシフトしていく。
茨城、東京、千葉、埼玉などの古書店22店が協力し、約30万冊を扱う店舗「つちうら古書倶楽部」を31日、茨城県土浦市のJR土浦駅近くにオープンさせる。 同市の古書店主が同業者に呼びかけ、賛同する店が集まった。 店舗面積は約800平方メートル。絶版本や希少本を扱う旧来の古書店では関東最大級の広さといい、東京都古書籍商業協同組合(千代田区)は「古書店がこれほど多く集まり常設店を開く例は聞いたことがない」としている。 今回の“呼びかけ人”で、同店店長を務める土浦市の古書店主・佐々木嘉弘さん(58)は「古書との出会いを通じ、活字の楽しさを知ってもらう場にしたい」と話す。 佐々木さんは2010年から同駅前のビル3階の約100平方メートルのスペースで、約5万冊を扱う古書店を経営。そのビルから2月で立ち退きを求められ、跡に市役所が入ることが決まった。約10年前から、他の古書店を募って広いスペースで古書を扱
前回エントリーをアップした後に、文中で少しふれた電子書籍取次のBitwayが解散するんではないか、という観測記事が流れました。 ビットウェイとBookLiveが合併、業界再編に動くか 実際は解散ではないですが、ニュースを知った人の一部に流れた感情はある程度予想できます。 作家と読者がダイレクトに結びつくインターネット時代に 「電子書籍取次なんていらないんじゃないか」 いわゆる「取次不要論」です。 取次不要論は今に始まったことではありません。 取次不要論の歴史は古く、戦後のGHQ占領下の時代にまでさかのぼります。 GHQによって施行された独禁法によって、戦前の治安維持法にもとづく言論統制の役割を担っていた「出版省」とも言うべき存在の出版配給会社が「民主化するためには不要な存在だ」と見なされて、解体されました。 日配というその国策会社の元社員たちが、戦後しばらくして設立した会社が出版取次会社の
さきごろ発表した上位300社の「2012年出版社別売上げベスト」を一部修正して、再度発表した。NHK出版は25位から9位、ランク外からWAVE出版が249位、CQ出版が280位に入った。修正版のランキングは以下の通り。
3階PC書コーナー、アスキー専用棚の隣の防火扉に週アスの表紙を模した特大ポスターが貼ってありますので、ご自由に写真を撮って、ご自身が週アスの表紙になっちゃってください。書店員さんに撮ってもらうこともできるそうですので、お気軽に声をかけてみてくださいね。撮った写真をツイッターやブログにアップすることももちろんオーケーです。 なお、3月12日(火)17:00~19:00にはこの場所で「週アス表紙壁紙」にちなんだイベントも開催します。宮野編集長やおたより担当ナベ子と(ほかの編集部員も来るかも!)一緒に写真が撮れたり、週アス秘蔵のコスプレ衣装や道具を着用して写真を撮ったり、3月25日発売付録号の付録をお見せしちゃうかもしれません。ぜひみなさま遊びに来てくださいね。お楽しみに!! ●書泉ブックタワー(公式サイト) 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町1-11-1 TEL:03-5296-
【赤田康和、木村尚貴】国立国会図書館の蔵書を電子書籍にして配信する実験が2月1日、始まる。文化庁が呼びかけ、紀伊国屋書店や大日本印刷グループが参加する。同館が蔵書をスキャンして作った画像データを、民間企業が電子書籍に変換して活用する初めての例となる。 大日本印刷側は電子書籍ファイルを作り、紀伊国屋書店が自社の電子書籍ストア上で無料で一般に配信。利用者は電子書籍閲覧ソフトを使い、紙の本のような感覚でページをめくれる。一部の書籍は全文対象の検索もできる予定だ。 実験で配信されるのは、13作品。画面をスクロールすることで本物の絵巻のようにつながった画像を楽しめる「平治物語」や、直筆版と活字版を合わせた芥川竜之介の小説「河童」、著者の死後50年経ち著作権が切れたばかりの柳田国男の「遠野物語」などが予定されている。解説や装丁に著作権のある書籍もあったが、許諾をとった。
【古谷祐伸】DVDレンタルなどのチェーン店を展開する「TSUTAYA」(ツタヤ)の書籍販売部門の2012年の売上高が過去最高の1097億円になり、業界最大手の紀伊國屋書店を抜いて首位に立ったことが16日、わかった。 ツタヤを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)によると、12年の書店部門の売上高は前年比7.1%増だった。全国約1500店のDVDレンタル店に併設する形で増やした書店が約700店あり、売り上げは08年から3割強伸びている。 会員カード「Tカード」の購買履歴を分析し、売れ筋の書籍や雑誌にしぼった品ぞろえにしていることが効果を上げたとみられる。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら
株式会社ブックファーストとの資本・業務提携のお知らせ 株式会社トーハンは、平成24年12月21日開催の取締役会において、阪急電鉄株式会社の子会社である株式会社ブックファースト(本社・大阪府大阪市、代表取締役社長 木村 繁)との資本・業務提携を前提に、同社株式を譲受けることについて決議し、本日合意書を締結しましたのでお知らせいたします。 記 1.資本・業務提携について トーハンは、人々の知的活動支援を企業理念として、書店・出版社との情報・流通のネットワークを築き、長年出版業界の発展に尽くしてまいりました。そして、昨今の出版市場を取り巻く環境が厳しさを増す中にあって、取引先書店における顧客ロイヤリティ向上を目的としたネット戦略、情報戦略を進めております。また取引先書店の収益性、集客力向上のための書店複合化施策にも取り組んでおります。 ブックファースト社は、平成8年に阪急グループ書店部門として
いよいよamazonからkindleが発売され、日本の電子書籍時代が幕を開けたと言われている。一方で、オープン当初のラインナップは5万冊にとどまり、amazonが出版社との交渉に難航している様子がうかがわれる。 一般消費者から見たら、「どうせデータはあるんだから、それをPDFにするだけじゃないか。なんで電子書籍を出さないのか?」という疑問があることだろう。 その理由としてよく言われるのは「中抜きされることを恐れてどうの」とか「書店への配慮がどうの」という意見だ。しかしこれらは本質的な論点ではない。というのも、 ・一般の読者が考えているよりも、本づくり(それがマンガや小説であっても)において編集者と作家の二人三脚は欠かせない。作家がひとりで締め切りを守って作品を作るということは、ほぼ不可能である。中にはそういう人もいるかもしれないが、実際は、打ち合わせをしてアイデアを練ったり、そろそろ締め切
今月下旬にキンドル・ペーパーホワイトが発売されるなど、いよいよ日本での電子出版に本格参入するアマゾンだが、お膝元の米国では街の書店や量販店との間で摩擦が高まっている。理由は、アマゾンが余りにもビジネスの手を広げ過ぎたことによって、それらの業界との間で利害が衝突するようになったからだ。 先日、米New York Times紙に掲載された「Booksellers Resisting Amazon’s Disruption」という記事によれば、アマゾンが出版する(紙の)書籍を、米国の大・小書店が自らの店舗で販売することを拒否しているという。 いつの間にか出版社になっていたアマゾン ちょっと、ややこしいので最初に説明しておくと、書籍販売を中心とするEコマースを主な生業とするアマゾンだが、数年前から同社自身が出版業に乗り出している。 アマゾンは2009年に「アマゾン出版(Amazon Publish
アイ・エム・ジェイが「日常生活におけるデジタル化」に関するネットリサーチ結果を発表。年齢が高まるにつれ本をオンラインで購入する割合が高い傾向が見られ、50代で最も割合が高かった。 「若者の〇〇離れ」という言い回しがよく使われる最近だが、ネットユーザーにおける「書店離れ」に関しては、中年世代にその傾向が見られる――。アイ・エム・ジェイが10月30日、そんな調査結果を発表した。 同社が今回実施した「日常生活におけるデジタル化に関する調査」は、インターネット上で質問に答えてもらうネットリサーチだ。そのため回答者は各年代のネット利用者となる。調査会社が保有する15~69歳の男女調査パネルを使い、7月21日~22日に調査を実施。有効回答数は1038サンプル。 調査では各種の消費者行動に関して、過去1年間の行動回数におけるデジタルサービスの利用割合を「デジタル化率」として調べた。「書籍」あるいは「漫画
売り場が広いというのは、書店にとってそれだけで武器になり得る。広ければ広いだけ、たくさんの本が並べられる。欲しい本に巡り会える確率も上がる。そういう考え方を究極的に拡大したのがAmazonをはじめとしたネット書店だ。事実上無限の売り場に24時間営業。しかも、ネットさえあれば全国のどこでも最寄り店になる。 では、大型書店の行き着く先はAmazonなのか? 広いコミック売り場を持つあおい書店横浜店が我々に提示する答えは、おそらく“No”だ。 ■新刊よりも既刊が売れる店 さて、レポートをお届けする前に、まずは編集部からお詫びを申し上げなくてはならない。ぶらりメンバーがあおい書店横浜店にお邪魔したのは、今年の4月末。そして、今が10月。これは、この原稿を担当するライターの小林が悪い。普段から原稿が遅い遅いとはいわれているが、本気を遅筆がついうっかり本気を出した結果、半年が経過した。小林が悪い。さら
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