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ブックマーク / toyokeizai.net (9)

  • ニトリ、紀伊国屋書店・新宿南店跡地に熱視線

    もはや大型書店より家具チェーンか――。今年7月末、劇場と洋書売り場1フロアを残して事実上撤退することが明らかになった、紀伊国屋書店・新宿南店。その跡地に、家具量販最大手のニトリが”テナント”として入居する方向で、交渉が大詰めを迎えていることが分かった。 これまで、郊外のロードサイド型立地へ主に出店してきたニトリ。が、2012年からは戦略を転換し、出店余地の大きい都心部でも攻勢をかけている。2015年2月には、山手線内で初となる池袋に、小型の雑貨店業態を展開。さらに同年4月には、小売りにとってステータスとなる、銀座へも進出を果たしている。 紀伊国屋の跡地は、環境が決して悪くない。ニトリの入居が検討されている新宿の「タカシマヤタイムズスクエア」南館は、JR新宿駅新南口から徒歩7分と、線路沿いの遊歩道を少し歩いた場所に位置する。これまでは、再開発工事が15年間行われていたこともあり、人の流れは必

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  • ファミマが仕掛ける「ココストア買収」の意味

    コンビニエンスストア3位のファミリーマートが、攻めの姿勢に転じている。3月上旬に同4位の「サークルKサンクス」を擁するユニーグループ・ホールディングスとの経営統合を表明。続いて、業界中堅であるココストアの買収にも名乗りを上げた。 コンビニ1位のセブン-イレブンは四国や西日などで出店を加速し、プライベートブランド(PB)商品をさらに充実させている。コンビニ2位のローソンはポプラへの出資や成城石井の買収のほか、アマゾンジャパンなどとの連携を加速。ファミマが追う2強は、その地位を盤石なものにしようとしている。 スリーエフやポプラは赤字に コンビニ業界は、優勝劣敗が鮮明になってきている。最新決算(2015年2月期)で見ると、中堅のスリーエフは3億円の営業赤字に転落する見込み(2014年2月期は1.6億円の営業黒字)で、同じく中堅のポプラも3月上旬に赤字が拡大する見通しを発表。ミニストップも軟調だ

    ファミマが仕掛ける「ココストア買収」の意味
  • 外食産業を喰い尽くす、3Dプリンタの破壊力

    料理を製造する3Dプリンタ 最近は家電量販店でも販売されるなど日でも普及し始めている3Dプリンタ。その多くはABSやPLAと呼ばれるプラスチック素材から成形しているが、将来的には3Dプリンタで料理を作ることもできるようになるのをご存じだろうか。 昨年の初め、米国テキサス州に社を置くシステムアンドマテリアルズリサーチ社が「3Dフードプリンタ」の開発資金として、NASAの中小企業向け出資プログラムで12.5万ドルを獲得した。この3Dフードプリンタは、宇宙飛行士が宇宙空間でも新鮮で美味しいものがべられるように企画されたものだ。 システム社がNASAに提出した企画案によれば、カートリッジに乾燥したタンパク質や脂肪などの栄養素や香料などが粉状のなったものを使い、プリンタヘッドで油と水を混ぜる。それらがノズルから熱されたプレートの上に押し出され、層が積み重なるように料理が製造されていく。様々な形

    外食産業を喰い尽くす、3Dプリンタの破壊力
  • 日本人の"コーヒー偏差値"を変えた、あの一杯

    セブンカフェ、ネスレのバリスタ、スターバックス、ブルーボトルコーヒー……。激動期を迎え、話題に事欠かないコーヒー業界ですが、そこには世界の「最新ビジネス戦略」が詰まっていました。この連載では、コーヒー界の勝者の戦略から、今知っておくべきビジネスの潮流と、仕事で役立つ発想法などについて紹介していきます。 2年前の2012年のこと。私は朝6時半という超早朝に始まる勉強会を主宰していた。目を覚ますために美味しいコーヒーが欲しい。しかし朝6時半に開店するカフェは見つからない。とても困ったことを覚えている。ところが2年後のいま、様相は一変した。ただ100円玉を持って、セブンイレブンに行けばよくなったのだ。 セブンの回し者ではないのだが、私と同じ思いを持っている人は少なくないはずだ。実際、セブンカフェは2013年に大ブレイクし、年間4.5億杯も飲まれ、いきなり500億円もの売り上げをたたき出している。

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  • 日比谷線の新駅はなぜ虎ノ門に作られるのか

    今年6月に開業した虎ノ門ヒルズ。地上52階建て、延べ床面積24万平方メートルにオフィスや住居、ホテルが入居する大規模複合施設で、都内では今年最大の注目スポットだ。そのおひざ元に新駅を作る計画が動き出した。 東京都が9月12日に取りまとめた「東京都長期ビジョン」の中間報告。その中に、虎ノ門ヒルズの西側を走る東京メトロ日比谷線の新駅を作る計画が盛り込まれた。 虎ノ門ヒルズの最寄り駅は現在、日比谷線の神谷町駅や銀座線の虎ノ門駅だが、いずれも300~400メートルほど離れており、必ずしも交通の便がよいとは言えない。ここに新駅を作ることで、虎ノ門ヒルズを中心とする虎ノ門地区の利便性が向上することになる。 新駅設置のもう1つの理由

    日比谷線の新駅はなぜ虎ノ門に作られるのか
  • セブン-イレブン、成長なぜ止まらない

    40年間、自らコンビニ弁当を試し続けてきた ──事業開始から40年が経ちました。振り返りと評価は。 セブン-イレブンは40年前にゼロから始めて国内は1.5万店、全世界では5万店を超えた。米国から持ってきたのは名前と会計システムぐらい。あとは全部日で作った。40年前、今のような店数になる自信はなかったが、何百店、何千店ということをぼやっと頭の隅に置きながら、石垣を積むように一つひとつ実績を積み上げてきた。 最初から品質や味についてはかなり厳しくチェックしてきた。現在でも、特に来客がなければ役員と一緒に弁当の試をしている。40年間続けてきたが、小売業をやっていれば当たり前のことだ。 たとえばチャーハンは、家庭で作るならいいが、大量に作るとベタベタして、なかなかうまくいかない。それでよしとしていたが、私が試し「どうにかしろ」と言って、チャーハンの販売を中止した。1年半かけてチャーハンを作

    セブン-イレブン、成長なぜ止まらない
  • 電子書籍は「オカンが使えるIT」へ

    先日、母から、こんなメールが届いた。 「Kindleを買いすぎました。請求が心配です」 母は66歳。“コンピュータおばあちゃん”……などではなく、ITやガジェットは決して得意ではない。正直、使いこなせないかもしれないと思いながら、Kindleの3G版をプレゼントしていたのだ。 予想に反して母は、買いすぎを心配するほどを買って読んでおり、請求が怖くて今は、購入を自粛しているらしい。 メールには、こんなふうにも書いてあった。 「あなたの叔父さんも欲しいと言っていました。今度お見舞いに来るとき、買ってきてもらえますか」 叔父は70代で、AmazonのIDどころか、メールアドレスも持っていないというが、母が使っている様子を見て、欲しがっているらしい。 ほんの数年前まで、ガジェット好きな若者ぐらいしか使っていなかった電子書籍端末が今、ガジェットやネットが苦手な高齢世代を魅了している。 長かった

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  • バトルロワイヤル化するTwitter

    Twitterはソーシャルメディア「だった」 前回のコラムでは、2009年ごろのTwitterを振り返った。炎上とはほど遠い、内輪のサロン的な空間だったと書き、「そう。かつて、Twitterはソーシャルメディアだったのだ」と思わせぶりな文章で締めたが、尻切れトンボで申し訳なかった。前回を読まれていない方は、読んでから戻ってきていただけるとありがたい。 ソーシャルメディアの定義はまちまちだが、ここでは、ユーザーの発言と交流によって成り立つオープンなメディアというイメージで定義したい。ユーザー同士が対等に話し合え、そこから何らかのアウトプット、「メディア」が生まれるという意味だ。 ソーシャルメディアとしてのTwitterに助けられたことが筆者にも何度かあった。休日に原稿を書きながら、思いついたネット論などをTwitterに“だだ漏れ”し、読んでいる人から意見をもらって自分の考えを修正したり、T

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  • Twitterがいつの間にか変わっていた

    最近、昔は良かったと思うことが増えてきてしまった。筆者が取材対象としているIT業界は、若さのパワーで未来に向かって走るべき世界であり、昔を懐かしむ行為は老害以外のなんでもない。でもやっぱり、昔は良かったと感じてしまうのだ。仕方ないじゃないか。 今やサバンナ状態?変わりゆくTwitter慕情 と開き直ったところで、「Twitterも昔は良かった」という話をしたい。というか、最近のTwitterが殺伐としすぎている。猛獣だらけの草原みたいで、無防備に歩いていたらいちぎられそうで怖い。 特に今年は、有名人Twitter関連の問題が取りざたされることが多い。「有名人のTwitterに批判が届き、応対しているうちに炎上した」「誹謗中傷に耐えかねて、芸能人がTwitterをやめた」といった話を、この10月だけでも何度も聞いた。 お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓さんとトータルテンボスの藤田憲右さ

    Twitterがいつの間にか変わっていた
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