内閣府が10日に公表した国民生活に関する世論調査で、生活に満足している人が17年ぶりに7割台に乗った。内閣府は「経済改善の表れ」としており、アベノミクス効果もありそうだ。 20歳以上の1万人を対象に6月に調査し、6075人が回答。生活への満足度を「満足」「まあ満足」と答えた人は計71%で、前年比3・7ポイント増だった。「不満」「やや不満」は同4・4ポイント減の計27・6%。住生活、食生活、レジャー・余暇生活、自己啓発・能力向上の4項目で、不満とする人は過去最低だった。 ただ、所得・収入は前年同様、不満と答えた人(計49・8%)が満足と答えた人(計47・9%)を上回った。改善の実感はまだ懐具合には及ばないようだ。 関連記事昨年のレジャー市場、「観光・行楽」伸びる8/3(声)景気回復の実感薄い国民生活8/1アベノミクス、支持にかげり 参院選連続世論調査7/1全11地域で景況改善 地域経済動