経済的に厳しい家庭で育った学生などがみずからの経験を語る集会が東京で開かれ、「大人の貧困が子どもの進学の夢を狭めている」として国に対し、一人親家庭に支給される児童扶養手当を拡充することなど貧困対策をより具体的に進めるよう訴えました。 このうち東京の大学4年生、内山田のぞみさんは、「母子家庭で経済的に苦しく、自分のアルバイトでためたお金で大学に進学した。児童扶養手当などは18歳で打ち切られるため、全国には、進学できない子どもがたくさんいる」と述べました。また北海道の高校2年生、深掘麻菜香さんも「母子家庭で、母親からは2人の妹のことを考えて、大学進学を諦めるようにと言われている。大人の貧困が子どもの進学の夢を狭めていることが問題だ」と訴えました。 これを受けて、集会では、一人親家庭に支給される児童扶養手当について、2人目以上の子どもへの加算を増額することや、支給の期間を20歳まで延長することな