チェコ総選挙の後、首都プラハ市内のANO2011本部で演説するアンドレイ・バビシュ氏(中央、2017年10月21日撮影)。(c)AFP/MICHAL CIZEK 【10月22日 AFP】チェコ総選挙(下院、定数200)は21日に開票され、既存政党や欧州連合(EU)に対する有権者の不満を背景に、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領になぞらえた「チェコのトランプ」の異名を取る富豪アンドレイ・バビシュ(Andrej Babis)氏の新興政党「ANO2011」が第1党となった。 国の選挙管理当局は99.9%の投票所の開票終了時点の結果として、汚職追放とEUの単一通貨ユーロの導入反対を掲げるANOが得票率29.7%(78議席)で勝利し、EU懐疑派の右派政党「市民民主党(ODS)」が11.3%(25議席)で後に続いたと発表した。投票率は60%だった。 チェコ経済は堅調だが、専門家の間