オーストラリアで、中国をはじめ、外国による政治的な影響力の拡大に懸念が高まる中、中国系の企業から資金提供を受けていた野党議員が、南シナ海の問題で中国寄りの発言をしたなどとして辞職に追い込まれました。 ダスティヤリ議員をめぐっては、中国と周辺の国などとの間で領有権の争いがある南シナ海について、中国の主張を支持するような発言をしたことが明らかになっているほか、党の幹部に対して、香港の活動家と会わないよう求めたとされていて、中国の影響を受けて活動しているとして、党内外から非難の声が上がっていました。 これについて、ダスティヤリ議員は、12日記者会見し、「常に誠実に行動してきたし、オーストラリアに忠実で、愛国心を持ち続けている」と述べて、中国の影響を受けているとする疑惑を否定しました。 その一方で、非難の声が高まる中、議員を続けることは政党に迷惑をかけるとして、辞職する意向を明らかにしました。 オ