突然ですが岩田宇伯さんによる『中国抗日ドラマ読本』を出版します。 副題は『意図せざる反日・愛国コメディ』で、『中国ドラマ読本』シリーズの第一弾です。 中国の抗日ドラマはあまりにも史実から掛け離れており、荒唐無稽過ぎて習近平も当局も激怒していると報じられています。 当事者の中国人からしても変なのですから、敵役の日本人から見てみると更に珍妙な事態に至っています。 これは「反日プロパガンダ」として見るのではなく、一種のギャグとして見直した方が楽しめます。 また中国では色々と放送上の規制が多く、そういった規制を搔い潜るために監督たちがわざと日本兵を登場させて、「抗日ドラマ」風に作っているだけで、実は本当はトレンディドラマやアクションドラマを作っているつもりという事情もある様です。 そしてそこがなんとも面白い事になってしまっているのです。 ■抗日奇侠 日本兵を素手で引き裂き抗議殺到のトンデモ抗日ドラ