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ブックマーク / www.amnesty.or.jp (26)

  • 100万人のウイグル人やカザフ人たちを救って! : アムネスティ日本 AMNESTY

    26歳のカザフ人学生、ボタ・クサインさんとその家族は、2013年に中国・新疆ウイグル自治区からカザフスタンへ移住し、そこで幸せに暮らしていました。ところが、2017年11月、父親が治療を受けるために同自治区へ戻ったきり、帰ってきませんでした。3カ月後、「再教育のために」強制収容所へ送られたことを親族から聞かされました。父親の消息は、依然として不明です。 ボタさんの話は、めずらしいものではありません。 中国・新疆ウイグル自治区では現在、100万人にのぼる人々が、不当に拘束されているとみられています。その多くはイスラム教の信仰を持つウイグル人やカザフ人たちで、宗教・文化を大切にして暮らしている人たちです。 この拘束は、国家と中国共産党への政治的忠誠を強化させるために、信仰や文化的アイデンティティを捨てさせようとする中国政府の取り組みの一環です。 100万人にも及ぶウイグル人やカザフ人たちの不当

    100万人のウイグル人やカザフ人たちを救って! : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 日本:性的指向、性自認に基づく差別禁止に向けた法整備を求める要請書 : アムネスティ日本 AMNESTY

    2018年5月17日 [公開書簡] 国・地域:日 トピック:性的指向と性自認 2018年5月17日 内閣総理大臣 安倍晋三 殿 法務大臣 上川陽子 殿 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日 事務局長 中川英明 性的指向、性自認に基づく差別禁止に向けた法整備を求める要請書 アムネスティ・インターナショナルは、この要請に賛同する世界中45, 000人を代表して、あらゆる分野で性的指向、性自認を理由とした差別を禁止する法律の制定に貴省が積極的な役割を果たし、すべての人が平等な法的保護を受けられるよう、法整備を推進することを要請いたします。 2020年夏開催のオリンピック・パラリンピックが近づく中、国際法上の義務である差別禁止に向けた日の取り組みに、より多くの注目が集まっています。国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルは、「Love Beyond Genders」キャンペー

    日本:性的指向、性自認に基づく差別禁止に向けた法整備を求める要請書 : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 陳光誠(ちんこうせい)さん初来日 : アムネスティ日本 AMNESTY

    自宅軟禁から脱出!盲目の活動家、陳光誠さん (C)private 陳光誠(Chen Guangcheng)さんは2010年9月9日に釈放されましたが、直後から自宅軟禁に置かれ、2012年4月下旬、友人の助けを借りて脱出し、米大使館に保護されました。 国際的な批判と米中の交渉の結果、陳光誠さんはニューヨーク大学への留学という形で出国が認められ、2012年5月19日、北京を発ち、と子どもとともにニューヨークに到着しました。 現在、中国政府は、山東省に残された陳光誠さんの親族に報復を始めており、監視体制は厳しさを増しています。 背景情報 盲目の弁護士で人権擁護活動家・陳光誠さんは2006年8月、山東省において、財物損壊罪と交通秩序撹乱(かくらん)罪で懲役4年3カ月の刑を言い渡されました。 陳さんは、数千人の女性に堕胎と避妊手術を強制する違法な政策を行っているとして村人が地方政府を告発しようとし

    陳光誠(ちんこうせい)さん初来日 : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 日本:山城博治さんの速やかな釈放を求める : アムネスティ日本 AMNESTY

    沖縄平和運動センターの山城博治さんが公務執行妨害などの罪に問われ、昨年10月17日に逮捕されて以来100日を超える。アムネスティ・インターナショナル日は、山城さんの勾留が長期に及んでいることに強い懸念を表明する。山城さんは直ちに釈放されるべきである。 山城さんは2016年10月17日、沖縄県の米軍北部訓練場において、有刺鉄線を1切ったとして器物損壊容疑で逮捕された。同20日に勾留が決定、同時に公務執行妨害と傷害の容疑で再逮捕された。現在、山城さんは、3つの罪で逮捕・起訴されている。当局は、軽微な犯罪での逮捕・勾留・起訴を繰り返している。勾留のためには証拠隠滅の恐れがあるなど必要な要件はあるが、上記の罪の証拠に関して隠滅の可能性は極めて低く、その他の要件についても該当する理由はない。国際人権基準は、公判前に釈放することを前提としており、このような拘禁は身体の自由への侵害である。 さらに、

    日本:山城博治さんの速やかな釈放を求める : アムネスティ日本 AMNESTY
    nagaichi
    nagaichi 2017/01/28
    日本の官憲の得意技である勾留延長は、国際的に反人権的なものと見られてることは知っておこうず。
  • モンゴル:歴史的決定で死刑廃止へ : アムネスティ日本 AMNESTY

    モンゴル議会は12月3日、あらゆる犯罪に対し死刑を廃止することを定めた新刑法を可決した。新刑法は、来年9月に発効する。今回のモンゴルの歴史的な決定は、人権の偉大な勝利である。 モンゴルで国家機密だった死刑が最後に執行されたのは、2008年のことだった。それ以来、同国は死刑廃止に向けて真摯な取り組みを続けてきた。 2010年、ツァヒャー・エルベグドルジ大統領は、すべての死刑判決を減刑するとともに、死刑執行の停止を宣言した。2012年、モンゴルは死刑撤廃条約を批准した。 「人権の完全な尊重に向けて、モンゴルは死刑廃止を進めなければならない」。ツァヒャー・エルベグドルジ大統領は、繰り返し訴えてきた。死刑の恐怖は、犯罪の抑止にならず、また、誤審の危険性は避けがたいとも断じ、死刑を正当化する論理に誤りがあることを指摘してきた。そして、4日の歴史的な議決の日を迎えることとなった。 モンゴルは、今なお死

    モンゴル:歴史的決定で死刑廃止へ : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 【緊急】中国:前代未聞の規模で弁護士を弾圧~暴挙を止めよう!~ : アムネスティ日本 AMNESTY

    中国当局が、前例のない規模で人権問題にかかわる弁護士や活動家の弾圧を全土で進めています。7月15日の時点で少なくとも170人を超え、その一部は、警察の留置場に拘束されていることが確認されています。 彼らの身の安全を保障し、人権活動が理由で拘束されている場合は即時に釈放するよう、中国政府に要請してください。 「何者かが自宅に押し入ろうとしている!」 王宇さんは、2004年に北京で開業した当初はビジネス弁護士として活動していましたが、その後人権問題に関わる事件に携わるようになり、多くの「敏感な事件」を扱うようになりました。その中には、ウイグル人経済学者で「国家分離罪」で終身刑を科されたイルハム・トフティさんのケースや、当局から厳しい弾圧を受けている気功集団・法輪功の学習者のケースも含まれていました。 王さんはその活動ぶりから、「中国で最も勇敢な女性弁護士」とも呼ばれていました。 王さんは、7月

    【緊急】中国:前代未聞の規模で弁護士を弾圧~暴挙を止めよう!~ : アムネスティ日本 AMNESTY
  • エジプト:おぞましい判決 529名に死刑 : アムネスティ日本 AMNESTY

    2014年3月26日 [国際事務局発表ニュース] 国・地域:エジプト トピック:死刑廃止 ミニア刑事裁判所の外で死刑判決のニュースを聞き悲嘆にくれる家族 © AFP/Getty Images 国営のメディアによると、ミニア刑事裁判所は24日、わずか1回の審理でモルシ前大統領支持者529名に死刑判決を下した。昨年7月大統領失脚後の暴力行為に関与した容疑だった。これは明らかに不当な判決であり、無効にすべきである。 1つの事案で、これほど大量の死刑判決を下したことにより、エジプトは世界のほぼすべての国の年間死刑判決数を上回ってしまった。過去と比較しても最大規模である。 エジプト裁判所はモルシ支持者には素早い判決を下したが、多数の人権侵害を犯した治安部隊には、未だ何ら対応をしていない。 何千人ものモルシ支持者を投獄する一方で、デモ参加者数百名に犠牲者が出たこと対しては、充分な捜査を行っていない。

    エジプト:おぞましい判決 529名に死刑 : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 北朝鮮:世界最悪の人権問題を見過ごすな! : アムネスティ日本 AMNESTY

    朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では、国家による「深刻で組織的かつ広範囲な」人権侵害が半世紀以上も続いています。 北朝鮮の人権状況を調査する国連の特別調査委員会(COI)はこの2月、北朝鮮の「世界で類に見ない」人権問題を改善するには、国際社会が一丸となって取り組まなければならないとする勧告を、国連、北朝鮮、各国政府に対して出しました。そこでは、国連が北朝鮮の人権状況をより明らかにし同国の説明責任を追及する必要性と、中国をはじめとする各国政府が国際法に基づき北朝鮮の人びとを保護する責任を果たす重要性を強調しています。北朝鮮政府には人権侵害の事実を認め、人権問題に関する情報を開示し、市民の権利を守るよう強く求めています。 世界最悪ともいわれる北朝鮮の人権問題。解決にはCOIの勧告に基づいて行動することが重要です。みなさんの力で日政府を動かしてください。国連、北朝鮮、各国に対し勧告の実現を働き

    北朝鮮:世界最悪の人権問題を見過ごすな! : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 日本:死刑執行、恐怖のハイペース : アムネスティ日本 AMNESTY

    2013年5月 2日 [国際事務局発表ニュース] 国・地域:日 トピック:死刑廃止 2012年12月に就任した安倍政権は、すでに5人の死刑を執行した (C) AFP/Getty 宮城吉英さん(56歳)と濱崎勝次さん(64歳)が4月26日、東京拘置所で絞首刑を執行された。2人は2005年、市原市のファミリーレストランで組員2人を射殺した。 今回の死刑執行は、自民党政権での執行がますます加速する恐れがあることを示している。 安倍政権での死刑執行は昨年12月発足以来、今年2月の3人を含め今回で5人目である。昨年3月まで死刑は20カ月間執行されなかったが、その3月の3人を皮切りに、この1年あまりで12人の死刑が執行された。 アムネスティが強く危惧していた現政権でのハイペースでの死刑執行が、今回の執行で残念ながら裏付けらえた。 5人の執行を行った安倍政権には、死刑の廃止を含めた幅広い議論を真摯に行

    日本:死刑執行、恐怖のハイペース : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 中国:死刑の危機にある、DV被害者の女性、李彦(Li Yan)さんを救え : アムネスティ日本 AMNESTY

    夫の暴力に苦しんだ李彦(Li Yan)さんは、夫を銃で撲殺してしまい、死刑判決を言い渡されました。今、彼女の死刑が執行される可能性が高まっています。 夫の暴力がエスカレートする中、彼女は繰り返し警察に保護を求めていたものの、何の策も講じられることはありませんでした。彼女の死刑執行を停止するよう、今すぐ中国政府に訴えてください。 3月12日、すでに提出した署名を含め、集まった2651名分の署名を、中国の最高人民法院院長あてに送りました。 現時点で、李彦さんへの死刑は執行されていませんが、今なお油断はできません。よって、署名の期間を延長しました。みなさまの引き続きのより一層のご支援、よろしくお願いいたします。 李さんは夫から日常的に暴力を受けていました。2009年に結婚してから、しばしば殴りつける、火のついた煙草を顔に押しつける、厳冬期に薄着のまま長時間ベランダに閉め出す、さらに手指を1切り

    中国:死刑の危機にある、DV被害者の女性、李彦(Li Yan)さんを救え : アムネスティ日本 AMNESTY
  • 中国:ウルムチの騒乱に対する弾圧から3年。いまだ強制的失踪させられたままの何十人もの人びと : アムネスティ日本 AMNESTY

    新彊ウイグル自治区(XUAR)ウルムチでのウイグル人による抗議に対する厳しい弾圧の3年後、何百とまではいかないまでも数十人のウイグル人が当局により強制的失踪されられたままであり、その家族は、彼らの所在や安否、法的地位について何の情報も与えられないままである。 新彊の当局は、捜索や上層部当局者への請願をやめさせようと、行方不明の親族の情報を求める家族を拘禁し、脅迫し、恫喝してきた。今月、数十のウイグル人家族が、回答もしくは是正を要求して、親族を捜索していることについて公表した。ラジオフリーアジア(RFA)とのインタビューで最初に自らの経緯を明らかにした人びとは、それ以来、監視が強化され、恐喝され、外国人の集団に話をすることを禁止すると命令されたりしたことについて述べている。 アムネスティ・インターナショナルは、強制的失踪させられた人びとの所在と法的地位を明らかにし、回答と是正を求める家族への

    中国:ウルムチの騒乱に対する弾圧から3年。いまだ強制的失踪させられたままの何十人もの人びと : アムネスティ日本 AMNESTY
  • セルビア : ロマの強制立ち退きの停止を | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    セルビア当局は首都ベオグラードで実施されている一連の強制退去をやめ、十分な住宅を提供しなくてはならないと、国際ロマ・デーの前夜に、アムネスティ・インタ―ショナルは述べた。 「政府当局は、まるで私たちが好きこのんで集落に住んでいるかのように振舞っています。でも、私たちに他の選択肢があったでしょうか? あなたがロマだったら、選択肢などほとんどないのです」(アムネスティに語ったロマの女性。2010年8月) 新たに発表された報告書『家とは、頭の上に屋根があるだけじゃない〜適切な住宅を持てないセルビアのロマ〜』には、2009年4月以来、ロマに対する強制立ち退きが増加していることが報告されている。立ち退きにあったロマの人びとは、隔離された居住区のコンテナで生活をするか、またはセルビア南部に戻り、しばしば家とは呼べない不適切な住宅で、貧しく暮らしている。 「ベルグラードのセルビア当局は、強制立退きをや

  • 中国 : 著名なブロガーが行方不明 | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    政治的見解を載せたブログを公開している時事解説者が3月27日以降、行方がわからなくなっており、拘禁されているとみられる。この件に関し、中国当局は彼の所在を明らかにしなければならないと、アムネスティ・インターナショナルは3月29日に述べた。 中国出身の元外交官で現在はオーストラリア国籍を持つ楊恒均は、3月27日、自身のブログの管理者に電話し、中国南部の広州空港で3人の男に尾行されていると伝えた。 それ以降、楊の所在は不明であるが、中国当局によって拘禁されていると楊に親しい人びとがアムネスティに報告している。 「楊恒均さんの失踪については非常に憂慮しています。長年続いている活動家や評論家に対する取締りが、ここのところ最大規模となっている最中に起きたからです」とアムネスティのアジア太平洋副部長キャサリン・バベールは語った。 「先月中に中国で行方不明、あるいは逮捕された平和裏に改革を訴えていた多く

  • 「外国人犯罪増加・凶悪化」のウソ | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    ヨーロッパのA国を旅行中、銀行にこんなチラシが貼られているのを見かけました。 不審な日人風アジア人を見かけたら、警察に連絡を xxx市防犯協会 聞けば、A国では今年に入り、日人による窃盗事件が2件ほど続き、「日人による犯罪が増加している」という報道が増えているそうです。 あなたはこのチラシ、どう思いますか? 「外国人犯罪増加・凶悪化」のウソ Q. 外国人による犯罪は急増しているの? A. 警察発表の数字を見る限りでは、急増しているという証拠はありません。 日全体で犯罪を行ったとして検挙された人(刑法犯検挙人員)の推移をみると、総検挙人員に占める外国人の割合は2%前後で、ここ15年ほど、ほとんど変化はありません。 「外国人犯罪」大きく見せるトリック・・・特別法犯 「外国人の犯罪」と言われるものの中に、「特別法犯」が含まれています。特別法犯とは、刑法犯(刑法など、いくつかの法律や罰則

  • 中国 : 劉暁波さんのノーベル平和賞受賞は、中国の人権侵害に光をあてた | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    アムネスティ・インターナショナルは、10月8日、現在獄中にある人権擁護活動家の劉暁波さんにノーベル平和賞が贈られたことを受けて、中国政府に対し、国内で囚われているすべての良心の囚人を釈放するよう要請した。 劉暁波さんは54歳の学者であり、作家である。彼がノーベル平和賞を受賞したのは、彼の人権に対するこれまでのめざましい貢献を受けてのことである。彼は現在、不公正な裁判の結果、「国家転覆罪」の罪で11年の刑を受けている。 劉暁波さんは有名な政府批判者であり、人権擁護、政治的な説明責任を果たすこと、中国の民主化などを、繰り返し訴えてきた。 「劉暁波さんは、まさにノーベル平和賞の受賞に値する人である。今回の彼の受賞によって、基的自由を目指す闘いと人権を具体的に保護することに光があたることを期待する。そうした問題に、劉暁波さんをはじめ中国の多くの活動家たちは身をささげてきた」。アムネスティのアジア

  • 弾圧が続く新疆ウイグル自治区 | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    中国の新疆ウイグル自治区では、民族政策によってウイグル人がウイグル人として生きることが困難な状況が続いています。中国政府に対し、ウイグル人への人権侵害に対応し、差別的な政策を見直すよう要請してください。 1Clickアクションに参加する 民族政策が破壊するウイグル人の生活 中国政府はこれまで、同自治区におけるウイグル人の生活状況は、政策のおかげで改善されていると主張してきました。しかし、 2009年7月に首府ウルムチで起こった騒乱で浮き彫りになったのは、ウイグル人が宗教を実践することも、ウイグル語を使用することも、そして独自の文化を守り維持することも、厳しく制限されているという事実でした。それに加え、自治区には毎年多くの漢民族が移り住んでいます。その結果、雇用面でのウイグル人への差別、あるいはウイグル人の固有の文化や習慣の破壊が進み、民族間の緊張を深めています。 弾圧を正当化し続ける中国

  • 日本支部声明 : 新疆ウイグル自治区:非暴力で抗議行動を行った者の即時釈放と透明性ある調査を求める | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    駐日中華人民共和国大使館 特命全権大使 崔天凱 閣下 アムネスティ・インターナショナル日は、新疆ウイグル自治区での武装警察と市民との衝突によって150人を超える死者と1000人以上の負傷者が出たことについて深く憂慮します。中国当局は、非暴力で抗議行動を行なって拘束されたすべての人びとを釈放すべきであり、また治安回復を理由に過剰な武力を行使してはなりません。 7月7日付けの報道によると、ウルムチにおける死者は当局の発表で156人、負傷者は1080人にのぼっています。さらに警察がウイグル人の各家庭をまわり、「尋問」のために若い男性を次々と連行しているとも伝えられ、拘束者は1400人以上に達しています。 抗議行動は、2名のウイグル人が死亡した広東省の玩具工場における暴力沙汰への警察の対応に抗議し、平和的なデモから始まったと伝えられています。一方、治安当局は、国外のウイグル人組織が暴動を扇動した

  • 中国 : 死亡事件の調査と、平和的な抗議行動参加者の釈放を | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    アムネスティ・インターナショナルは6日、ウルムチの当局に対し、自らの意見を平和的に表現し、表現、結社、集会の自由を行使したため5日に拘束された者すべてを直ちに釈放するよう要請する。同地域で起こった抗議行動の後、数百人が逮捕されたとみられ、最大で140人が殺害され、816人が負傷したと伝えられている。 「中国当局は、これまでも繰り返しイスラム教徒であるウイグル人社会の権利を押さえつけてきており、今回の出来事はそのような中での衝撃的な1例にすぎない」と、アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋部副部長ロージーン・ライフは述べた。「当局は、現在拘禁中の平和的な抗議行動参加者すべてを直ちに釈放しなければならない」 アムネスティは、透明性のある調査を行い、治安部隊の隊員であれ民間人であれ、今回の暴力と死亡事件の責任を問うために公正な裁判を実施するよう求める。 「人の命が失われる悲劇が起きた。こ

  • 日本支部声明 : 直ちに捜査取調べの全面改革を | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    アムネスティ・インターナショナル日は、いわゆる「足利事件」に関して、菅家利和さんに対する無期懲役刑の執行が停止されたことを受け、日政府に対して、捜査取調べの改革をはじめとする刑事司法制度の全面的な見直しを行うよう要請する。 日の刑事司法制度については、代用監獄として警察留置場に身柄を確保した上での捜査が常態化していることや、取調べが全面的に可視化されていないことなど、国際基準にまったく合致していない。このことは国際社会から非難の的となっており、抜的な改善を行うよう繰り返し指摘されている。 最近では、2008年10月の自由権規約委員会での日政府報告書審査において、多数の委員から「取調べとはどうあるべきか、という点について完全に誤解している。自由権規約14条(公正な裁判を受ける権利)の明らかな違反である」、「誰が有罪であるかを決めるのは、裁判所が行うことであって警察の役割ではない」、

  • 日本支部声明 : 天安門事件20周年 今こそ正義を! | ニュース | AMNESTY INTERNATIONAL JAPAN

    胡錦涛 国家主席 閣下 駐日中華人民共和国大使館 特命全権大使 崔天凱 閣下 天安門事件20周年にあたる6月4日を迎えようとしています。 日、私たちは、アムネスティ・インターナショナル日の会員とその他の多くの市民を代表し、天安門事件を偲ぶ「6月4日のバラの花束」とともに、事件の真相究明と被害者への正義の実現を、貴国に謹んで要請いたします。 1989年6月、10万人を超える市民が天安門広場に集まっていました。市民の要求は、中国政治や経済の改革であり、民主化であり、人権の促進でした。しかし、6月3日の夜から4日にかけて、天安門広場で行なわれていた平和的なデモや集会は、重装備の部隊と装甲車によって激しく弾圧されました。その結果、市民数百人が死亡し、数千人が負傷しました。 さらにその後、数万人が逮捕され、少なくとも20人から200人もの人はいまだに拘禁されていると考えられています。 事件から