ユーザーと物理的に近い位置(エッジ)にコンピューターを分散配置して処理を行う「エッジコンピューティング」が注目されるようになって久しい。しかし、エッジコンピューティングの恩恵を受けられる企業は限られている。多くのコンピューターから成る大規模なネットワークが必要になるためだ。 そうした企業には、自前のクラウドを持つ米Google(グーグル)や米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)などのいわゆる「GAFA」がある。例えばGoogleは、エッジでインターネットのクローリングを効率化していると考えられる。GAFA以外にも、動画配信サービスの米Netflix(ネットフリックス)が独自のCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)を持ち、エッジでCDNをカスタマイズしているという。 企業などにCDNサービスを提供するCDN事業者も、世界規模のコンピューターネットワークを持つ。そこで各CDN
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