さあ,今まで不定積分や定積分の意味を説明すること無しに,学習してきましたが,ここでやっと積分の意味を考えることにします。初めは,どのように積分に結びついていくか,分からないかもしれませんが,今まで学習してきたことがらが,見事に結びついていきます。面白いですよ。ちょっと証明はきついという方は,ここをクリックして,結論へ飛んで下さい。 まず,右の図を見て下さい。今,関数 y=f(x) があります。このとき,関数 y=f(x) と直線 x=a ,x=b そして x 軸で囲まれた面積(紫色の部分) S を求めることにしましょう。 そのため,右の図1のように,直線 x=a から x までの部分を関数 S(x) とします(ピンク色の部分)。xの矢印のところを左右に動かしてみて下さい。ここで,まだ,S(x) はどのような関数であるか分かりません。 これで,準備は全て整いました。では,今から,図1の紫色の