トレンドマイクロは4月5日から、企業向けウイルス対策ソフトの新版「ウイルスバスター コーポレートエディション7.3」を出荷する。特徴は、ファイアウォール機能も備える高機能版に、クライアント・パソコンやサーバー内のWinnyを検出するソフト「アドバンス検索ツール」を同梱している点。情報漏洩のリスクを懸念し社内におけるWinnyの利用を禁止する企業向けである。 アドバンス検索ツールは、単にファイル名でWinnyを探すのではない。ウイルス同様、パターン・ファイルを使って検索する。パターン・ファイルには、これまでリリースされているWinnyのファイルの内容やサイズなどの情報を格納しており、それを使ってWinnyかどうかをチェックする。Winnyを使っていることがわからないようファイル名を擬装していても、見つけることができる。既存のセキュリティ製品のほとんどは、ファイル名でWinnyを検索していた。
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