オープンソース・ソフトウェアを仕事のツールとして実際に使用することを考えた時、まず真っ先に候補に挙がるのが「データベース」だろう。WordやExcelはプリンストールされていることが多いのでフリーウェア感覚で使えるが、Accessは別途購入しなければ使えない。かといって、あまり膨大なデータをExcelで処理するのも非効率だ。 インターネットとの親和性の問題もある。データベースに蓄積したデータを、現在のインターネット中心の環境で効率的に活用するには、WWWと連携させるのが便利だ。ブラウザからデータベースのデータを操作できれば、管理コストやライセンスコストを極めて小さくできる。しかし、WWW-DB連携のシステムを構築しようと思った時に、基本的にパーソナルなデーターベースであるAccessではパフォーマンスや機能がちょっと心許ない。Microsoft SQL ServerやOracleではコスト