やり方は非常に単純だ。例えば、あなたがショッピングセンターの駐車場に自動車を止め、その位置を覚えたいとしよう。 どの位置に停車したかについて、あたりを見回し、特徴的な背景のアングルに自動車を納めるように眺めて、その光景を一言で表現する言葉を考える(ラベリング)。もし、その写真にタイトルを付けるとしたどうなるかという感じでもよい。 例えば、「赤い鉄骨」「右に横断歩道」「青い扉」といった感じだ。言葉が決まったら、その風景をじっと見つめて、こめかみにカメラのシャッターのボタンがあるかのように意識して、実際にこめかみを押し、小声で「カシャ」と言う(ピクチャリング)。できればそこで時計をちらっと見て、時刻を印象付ける(タイムスタンプ)。 ポイントは、言葉を決めるラベリング、視覚を印象づけるピクチャリング、時刻で整理するタイムスタンプの3点だ。なかでもラベリングが欠かせない。