漫画やアニメのキャラクターのフィギュアをめぐる売買トラブルについて消費者センターへの相談件数が増加している。その多くはネットオークションや通販サイトに関するもので「写真と実物が違う」という内容が多いという。被害に遭った男性(26)に話を聞いた。 男性は昨年7月、中古玩具販売サイト「セカンドハンド」でアニメ「エヴァンゲリオン」の綾波レイフィギュア(16分の1)を2万8千円で注文した。1週間後、男性宅に届いたのはフィギュアの二の腕部分だけだった。 「最初は組み立て式だと思って他のパーツを待っていたのですが、いつになっても届かない。問い合わせたら『残り16分の15は別料金だ』と言うんです」 男性は業者に返金を要求。当初業者側は「商品名に誤りはない」と支払いを拒否したが、消費者センターに通報すると伝えると態度を一変。謝罪のメールとともに同額で綾波レイフィギュア(8分の1)を提供すると申し出があった