国の原子力規制委員会が公表した原発事故が起きた際の放射性物質の拡散予測に、誤りが相次いだ問題で、全国の原発について再確認した結果が公表され、北海道にある泊原発で拡散する距離を訂正するなど、すべての原発で新たな誤りが見つかったことが分かりました。 拡散予測を巡っては、原子力規制委員会がことし10月に公表したあと、3度にわたって訂正する事態となり、事務局の原子力規制庁が、委託先の独立行政法人の原子力安全基盤機構とともに、全国の原発について再確認をしました。 13日の臨時の規制委員会で結果が公表され、電力会社が提出したデータが誤っていたり、入力方法が間違えていたりした新たな誤りが、すべての原発で見つかりました。 このうち、北海道の泊原発では、降雨量を間違えたために国際的な避難基準の放射線量に達する最も遠い地点が、原発の南東19.9キロの倶知安町から南東15.2キロの共和町に訂正されました。 また