北朝鮮、拘束の米国人解放 北朝鮮は7日、同国観光中に「敵対行為」を働いたとして、10月下旬に拘束した米国人男性メリル・ニューマン氏(85)=米カリフォルニア州=を国外退去処分とした。年齢などを考慮した「人道的見地」に基づく措置としている。 バイデン米副大統領の韓国訪問中に解放に踏み切ったことで、米国との関係がこれ以上、悪化するのを避ける狙いがあるとみられる。 ニューマン氏は北京国際空港に到着後、記者団に「北朝鮮政府の寛大な対応に感謝する。出国し、帰れることになりうれしい」と語った。ニューマン氏は7日、経由地の北京から空路、米国へ向かった。 米国務省のハーフ副報道官やバイデン氏は「前向きな決定」と歓迎。同時に、1年以上北朝鮮に拘束されている韓国系米国人ペ・ジュンホ氏を解放するよう求めた。 高齢のニューマン氏をこれ以上抑留することは北朝鮮にとって「重荷」だったとみられる。北京の外交筋は「対米関