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2016年1月4日のブックマーク (6件)

  • 2015年の本 - Valdegamas侯日録

    結局一もエントリを書かないまま2015年の暮れを迎えたが、去年同様、読んだ、買ったなどの感想を並べて一年の締めとしたい。 昨年は順不同、一冊ごとの紹介としたが、今回はある程度自分の関心分野をもとにまとめることとした。 ■政治外交史 今年は戦後日外交史研究でとりわけ注目すべき二冊が刊行された。武田悠『「経済大国」日の対米協調―安保・経済・原子力をめぐる試行錯誤、1975〜1981年』と、白鳥潤一郎『「経済大国」日の外交―エネルギー資源外交の形成 1967〜1974年』である。いずれもGNPで世界二位の経済大国となり、また沖縄返還と日中国交正常化という「戦後処理」の最終課題を終えつつある時代の日外交を描く、格的な歴史研究である。武田は日米関係を、白鳥は日外交を中心の分析対象とするものだが、ジャーナリズムや政治学的分析の手にゆだねられていた分野がいよいよ一次史料をベースにし

    2015年の本 - Valdegamas侯日録
  • 年末につき覚え書き - もどきの部屋 education, sociology, history

    とくに誰に求められているというわけではないけれども。 夏の終わりのある飲み会をきっかけに、今までにないドライヴ感でものを考えた今年の後半であった。おおきく言えば、「教育の機会均等」ということについて。あるいは、教育と福祉の境界と接合について。数年前の研究会がらみで(机上で)考え、宮寺編『再検討 教育機会の平等』(岩波書店、2011年)や広田・宮寺編『教育システムと社会』(世織書房、2014年)などで散発的に書いたものはあるが、もっと格的に考えざるをえない模様。まだ自分のなかでも十分整理できていない。 「教育の機会均等」という理念はあるが、それがどのような表現型において実現されるかには多様性と可変性とがある。「教育の機会均等」の実現には公的な教育支出に負うところが大きいが、さまざまな教育資源がどのように配分されるかを決める仕組みについて、われわれは明確には知らない。「均等」からの偏差を克服

    年末につき覚え書き - もどきの部屋 education, sociology, history
  • 2015年読んでた本 - Close To The Wall

    今年はいろいろ別の用事とか、後半は仕事でここに書くことがかなりない。冬に読んでいたの記事で大まかに書いたけど、全体で20ほど挙げるとなるとこうなる。既に記事を書いたものについては過去記事参照。 細雪 (上) (新潮文庫) 作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1955/11/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (107件) を見る2015年冬に読んでいた - Close to the Wallこちらで紹介した新年。『四人制姉妹百合物帳』元ネタとして読んだけれど、さすが。羆嵐 (新潮文庫) 作者: 吉村昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1982/11/29メディア: 文庫購入: 59人 クリック: 545回この商品を含むブログ (106件) を見るこれも上リンクで紹介した。吉村の北海道もの、傑作。ぼくらが女性を愛する理由 (東欧

    2015年読んでた本 - Close To The Wall
  • 『月刊みすず』「読書アンケート」用セレクション5冊+次点5冊 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    毎年師走になると,みすず書房から『月刊みすず』の「読書アンケート」原稿依頼が届く.ワタクシ的には年の瀬の恒例行事である.原稿はまだだが,今年は下記の5冊を選び,次点5冊と合わせてリストアップする: 今年の5冊【書名】『Does Science Need a Global Language? : English and the Future of Research』 【著者】 Scott L. Montgomery 【刊行】 2013年5月 【出版】 The University of Chicago Press, Chicago 【ISBN】 978-0-226-53503-6 [hbk] 【目次】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20150525/1432539496 【書評】 http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20150

    『月刊みすず』「読書アンケート」用セレクション5冊+次点5冊 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  •  上林陽治『非正規公務員』 - 西東京日記 IN はてな

    図書館、保育園、学校など、国民の多くが直接関わることになる公的サービスの分野で、「非正規」の職員が増えています。 そんな「非正規公務員」実態を明らかにするとともに、「非正規公務員」の低待遇や不安定な雇用について、関係する法律や判例から、その改善の処方箋を探ろうとしたものです。かなり、法律的に突っ込んだ議論がしてあるために、慣れていない人には読みにくい面もあると思いますが、とりあえず、冒頭の次の部分を読んでほしいと思います。 公務職場に勤務する非正規公務員が抱えている問題群を、筆者はそこに「四つの偽装」があると整理して論じている。 第一は、偽装「非常勤」である。 北陸のある市の公民館に一般非常勤職員として任用されている彼女の周勤務時間は、常勤職員より一日3分、週で15分短いだけである。はたして彼女を非常勤職員と呼んでよいのか。当は「常勤」の職員で、「非常勤」とするのは偽装ではないのか。 第

     上林陽治『非正規公務員』 - 西東京日記 IN はてな
  • 誤謬・詭弁 - 忘却からの帰還〜Intelligent Design

    忘却からの帰還〜Intelligent Design 創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など トップページページ一覧メンバー編集 誤謬・詭弁 最終更新: transact 2023年08月16日(水) 14:36:39履歴 Tweet インテリジェントデザイン概説 誤謬・詭弁リスト インテリジェントデザインや創造論などでみられる誤謬・詭弁のリスト。一部は、創造論者の主張にもある。 道徳主義の誤謬 Appeal to Nature詭弁 進化の方向に向かって進め God of the Gaps False Dichotomy (誤った二元論) CA510 創造論と進化論は起源の唯二つのモデルである Argument from Ignorance(無知からの論) Argument from Incredulity (疑いからの論) CA100 "Argument

    誤謬・詭弁 - 忘却からの帰還〜Intelligent Design