日本列島は12日も酷暑が続き、高知県四万十市で観測史上の最高気温41.0度が記録されたのをはじめ、東日本でも熱中症とみられる死者が出た。専門家は今後について「気温が異常に高い日はますます増える」と予想する。耐え難い暑さを嘆くばかりではなく、乗り切るための工夫も必要だ。 寝苦しい夜が続くが、快適な眠りを得るにはどんな点に気をつければいいのだろう。 睡眠関連企業で作る「快眠コンソーシアム」(事務局・東京都港区)の研究では、夏の理想的な寝室環境は室温27〜28度、湿度50〜60%。快眠のためには、帰宅後は寝室などのドアを開けてエアコンをつけ、寝室にこもった熱を逃がす。 睡眠中のエアコンは、27度前後を維持できればつけたままでもいいという。同じ強さで冷気が流れると体が冷え切ってしまう場合もあるので、不安な人は2〜3時間で運転が止まるようタイマーを設定する。エアコンの風がじかに体に当たらないよ