しかし、次の瞬間には不安が湧いてきた。据え置き機向けとなると、どうしても『街へいこうよ どうぶつの森』のことを思い出さざるを得なかったし、何よりずっと疑問に思っていたことがある。「「どうぶつの森」シリーズは、これ以上どうやって進歩するのか?」と考えずにはいられないのだ。 代わり映えしなかった『街へいこうよ どうぶつの森』 『街へいこうよ どうぶつの森』(2008) 「どうぶつの森」シリーズはこれまで何作も出ており、なかにはあまり評判のよくなかったものもある。2005年のニンテンドーDS『おいでよ どうぶつの森』が大ヒットしたあと、2008年にWiiで発売された『街へいこうよ どうぶつの森』はそんな一作であったと言えよう。いまいちな評価を受けた理由はいくつかあるが、今回は2014年のGDCでディレクターの京極あや氏が語ったとされる言葉を引用したい。 Wii用ソフト「街へいこうよ どうぶつの森