ロックでもねえ?
本郷三丁目の交差点近くから、言問通りまで、600mほどの緩やかな坂道が伸びています。 喧騒の本郷通りからちょっと入るとそこは、繁華街でもなく、かと言って住宅街でもありません。商店と住宅がちょうどよく混ざり合った通りは、歩いているとなんとも気持ちのよくなる不思議に懐かしい雰囲気です。坂の傾斜もゆるやかで、場所によっては自転車にでも乗らなければ、坂ということがわからないかもしれません。 地名は、昔この辺りが菊畑だったことに由来します。今も菊坂を歩くと、家々の軒下には露地植えや鉢に収まった季節の花々や緑がたくさん見られ、心地よい下町の風情が楽しめます。 本郷界隈は文学の薫る町ですが、中でもこの菊坂は、明治大正期にとりわけたくさんの文士たちが集った場所です。 江戸時代末期(1859)の地図です。見ると、まだ道が完全につながっていませんが、菊坂の形がほぼ出来ています。本妙寺の文字も見えます。 (「文
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