[caption id="attachment_1889" align="alignnone" width="600" caption="CeIn3/LaIn3超格子:(左)概念図、(右)透過型電子顕微鏡による断面写真。白いスポットがセリウム(Ce)原子を示す。重い電子はCeを含む2次元平面に閉じこめられている。"][/caption] 2次元空間に「最も重い電子」を実現 — 京都大学. 京都大学 理学研究科の松田祐司教授(物理学・宇宙物理学専攻)、芝内孝禎 同准教授、寺嶋孝仁 低温物質科学研究センター教授の研究グループは、真空中の電子の1000倍にも達する大きな見かけ上の質量を持つ「重い電子」の金属状態を、人工的に2次元空間につくり出すことに世界で初めて成功したと発表した。科学雑誌「Science」誌に2010年2月19日に掲載された。 希土類元素の化合物を交互に積み重ねた「人工超格子」