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ブックマーク / www.jca.apc.org (1)

  • メディアと「青少年凶悪化」幻想

    ひろた・てるゆき 1959年広島県生まれ。著書に『日人のしつけは衰退したか』『陸軍将校の教育社会史』(サントリー学芸賞受賞)など。 「青少年の凶悪化」がしきりに騒がれている。その議論をきっかけに、今の少年法のシステムは破綻しているから厳罰化で対処せねぱならない、という見方が一部に出てきている。だが、ちょっとまってほしい。 戦後の数十年間の犯罪・非行統計をきちんと調べてみると、意外なことに他の先進諸国の傾向とは異なり、最近の青少年は昔に比べてはるかにおとなしくなっている。最近、年齢層別殺人率を十年ごとに算出した長谷川眞理子・早大教授が、青少年が「殺人」で検挙される割合は、戦後一貫して低下していることを指摘して反響を呼んだ(『WEDGE』5月号ほか)。私も統計を検討し直してみたが、殺人率の低下だけでなく、全体として、青少年は決して凶悪化しているわけではない、という結論に至った(『教育学年報8

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