いきなりだが、次の項目にいくつ、わが子が当てはまるだろうか。 □ すぐにびっくりする □ 服の布地がチクチクしたり、靴下の縫い目や服のラベルが肌に当たったりするのを嫌がる □ いつもと違う臭いにすぐ気づく □ 痛みに敏感である □ 辛い食べ物が極端に苦手 □ うるさい場所を嫌がる 当てはまる項目が多かったり、少なくても度合いが強かったりすれば、その子は「HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)」かもしれないと提唱するのは、『ひといちばい敏感な子』(エレイン・N・アーロン:著、明橋大二:翻訳/1万年堂出版)。日本では昨年2月に発売されたHSCについての翻訳本で、発売から1年以上が経った今でも売れ続け、Amazonの「売れ筋ランキング(生徒指導)」でトップ(2016年3月23日時点)となっている。 「敏感な子」の存在は、日本ではあまり知られていない。本書によ