中谷 一郎(なかたに いちろう[1]、(1930年10月15日 - 2004年4月1日)は、日本の俳優。本名:中村 正昭。北海道札幌市出身。妻は俳優座の女優・美苗。 来歴・人物[編集] 北海道立札幌第一高等学校(現・北海道札幌南高等学校)卒業。早稲田大学第一文学部仏文学科を中退。 親友から「新劇を受けたらどうだ」と助言を受け、演劇の道を志す。 1952年に俳優座に第4期生として入団。同期には仲代達矢・宇津井健・佐藤慶・佐藤允らがいる。なお、このうち佐藤允、仲代、中谷の3人は、後年岡本喜八監督作品の常連として喜八一家と呼ばれるようになり[注釈 1]、佐藤慶も2本の岡本作品に出演している。舞台のみならず、映画・テレビで存在感のある脇役として活躍した。 1959年、岡本喜八監督による映画『独立愚連隊』で、独立愚連隊の異名を取る日本軍はぐれ者部隊の隊長に扮して、注目を集める。以後、岡本作品の常連と