1492試合連続フルイニング出場、お疲れ様でした! 偉大な記録を作った男は、記録に準じその身を退きました。99年7月21日から1試合も1イニングも休まず出場し続けてきた男・金本知憲。今年は開幕から右肩の故障に悩まされ、送球も出来ない状態が続いてきました。他球団にレフトを狙い打たれ、浅いレフトフライでもタッチアップされ、レフト前に落ちる打球は躊躇なくホームに突っ込まれる屈辱。ショートに入る鳥谷が異常なほどバックして金本の守備の負担をカバーするという状況には、阪神ファンでさえも「もう引っ込め」と思っていたかもしれません。 でも、僕はもっと金本のフルイニングを見ていたかった。 フルイニング出続けることは、ましてや守備・打撃で不振の現状では、勝利に無縁の自己満足かもしれません。しかし、プロ野球は勝つことだけがすべてではないエンターテインメント。個人記録や生き様までも含めてプロ野球です。その中で金本