有村さんは昔から女性のエロ漫画家をすごい嫌っており、岡田コウを憎悪していた。 われわれは有村さんが口だけなのを知っているので失笑していたが、岡田コウは本当に恐怖していたようである。 どうやら女性が性欲を剥き出しにして創作をすることが許せないらしい。 女が描くエロ漫画の生々しさが、童貞の有村さんには耐えられないようだ。 普通の人間から見れば、エロ漫画というのは荒唐無稽な発想が求められているわけで、人間の内面の本質とはまた別のカリカチュアされた創作であり、露骨にグロテスクな非現実を描いていくものだが、有村さんは馬鹿正直な性格のためか、このあたりの「ネタ」をうまく理解できず、本気で嫌悪感を持つらしいのである。 有村さんは「性嫌悪が誰からも理解されない」と言うが、それは当然なのだ。 普通の人はエロ漫画を不条理なギャグとして読んでるので、それを真に受けてない。 マルキ・ド・サドのようにレイプや乱交を